2kaini

出し
  故・遠藤博隆さんの慰霊登山6/23~24 30朝日連峰夏山開き登山6/16~17 30ロッククライミング鎌倉山6/3 ツアースキーp2月山~肘折温泉4/7~8 30ツアースキーP1吾妻山3/31~4/1 30早春の竜ヶ岳展望台へ3/17~18 30・G冬の十和田三山3/10~11  30冬の仙王岳・龍ヶ岳3/3~4 3.0・G冬の弁慶山登山2/24~25 30冬二の滝&タラ福会2/17~18 30、G/2百名山冬の和賀岳登山   30冬山登山・山形百名山の甑岳2/3~4  30冬の二王子岳登山1/20~21 30厳冬の利尻山登山2018/1/1~7 30G追悼登山/朝日連峰最西端北俣山1/6~8 30鳳凰三山縦走29/12/29~30/01/02 
   トップページへ
   2017/12/31までの山行報告へのリンク
山行き報告
                         報NO 033 (2018/1/1~2018/06/30)

 


    見出し
 ~朝日連峰故・遠藤博隆慰霊登山/竜門山・避難小屋
  
      ・・・恵まれた天候//29名の山仲間が//慰霊の祭典に・・・
        ~~故人がよなく愛した・自然水で献杯/偲び・山々を眺めながら山談義~~

     期  日
  2018/6/23(土)~24(日)
     山  域  竜門山(1688m)~竜門山避難小屋(会場・泊)

 

     日  程
        **6/23**
              大井沢温泉集合⇒日暮沢小屋7:35出発~展望台~清太
              岩山11:00~ユーフン山~竜門山~竜門小屋・着13:20
              ・・・慰霊行事会場(泊)


        **6/24**

              竜門小屋出発7:20~竜門山~清太岩山~ゴロビツ水場~
              日暮沢小屋12:00・・・解散

 

     参加者  西川山岳会〃員~17名、岳友~6名、十路(栃木県)~4名
            遺族関係~2名
・・・計29名

     記録者  記録文~成毛  写真~佐藤(辰)
、木村(裕)、遠藤(敏)、
                          渋谷、佐藤(尚)


   朝日連峰竜門山避難小屋管理人として、長年、小屋の管をしながら、山に登って来た人々に安全と楽しさを
  などの指導を続けてきた遠藤博隆さんが、昨年12月13日天空へと旅立たれました。生前、朝日連峰を愛し
  た故人を偲び、今回、竜門山避難小屋への慰霊登山を敢行しました。

    6月23日(土) 曇り~晴れ
    集合場所である大井沢温泉に、6;30ごろから参加者が集まりはじめる。共同食料等を各々に分け車に
   分乗、日暮沢避難小屋に向け移動。 登山準備をして、7;30小屋前を出発。西川山岳会渋谷会長は一足
   先に出発しているとのこと。時間もあることから、体を慣らしながらゆっくり登り始める。
    故・遠藤さんが、数え切れないほど登り降りしたであろう登山道、200日祭(6月330日)を目前にして、今
   頃はどうしてんのかな~・・と心でつぶやきながら登り始める。気温は高くないものの、吹く風が少なく、ちょ
   っと暑さを感じる。 最初の急登を終えた平地で一息。天候は、薄曇り、ここから先3班くらいに分かれて各
   々のペースでの登りとなる。
 
    展望台9;30。ゴロビツの水場手前あたりから、山菜の女王と言われてるらしいコシアブラをゲット、ゴロビ
   ツの頭までの途中、満開のリュウキンカとタムシバの花に癒される。 清太岩山11;00.稜線に出て体に吹
   く風が気持ちいい、野いちごがたくさんあり、ちょっとほろずっぱさを感じじながらビタミンC摂取。
    目指す竜門山避難小屋も見え、士気があがる。南北に伸びた朝日連邦の眺望、いつ観ても景観のすばら
   しさを感じる。 ほどなくして、ユーフン山~竜門山~竜門山避難小屋に13;20到着。小屋手前には、満開
   のウスユキソウが出迎えてくれていた。

 
    荷を解き、休憩もつかの間、各々慰霊祭の準備および主食メインの熊鍋(2時間の煮込み)の準備にとり
   かかる。準備も整い、14;30より、笛の音とともに、厳かに慰霊祭始まる。 黙祷から始まり追悼の辞や参
   加者全員が玉串をささげ、もう一度黙祷にて無事式典を終了。その後に故人を偲んで、こよなく愛した自然
   水での献杯にはじまり、小屋前から見える山々を眺めながら山談義とともにお互いの交流を深めあう。
 
 
 
    日も傾き始めたころ、小屋内に移動、熊鍋も出来上がり、他の一般宿泊者とともに食べ、軟硬水で酔いが
   進み、山談義が延〃と続いた。〆は、熊鍋の残りにうどん投入し満幅、。20;00ごろ就寝 となる。

    6月24日(日) 稜線は風強い 快晴
   4;30ごろ、各々が起き出す。朝食は、昨夜の熊鍋うどんと朝ラーメン。 荷を纏め小屋前に出し、小屋内清
  掃を終え、小屋前で記念撮影。7;30に小屋を出発、快晴のもと下るのが惜しまれる。途中何度かの長い休
  憩をとり、12;00ちょうど、全員が無事に日暮沢避難小屋到着 。ここで、一旦解散。夫々、大井沢温泉に移動
  し入浴し帰路に」着く。

  追伸
   ここで、私事ではありますが、20数年前、クライミングを教えていただいたのがきっかけで、それ以来ずっ
  と故・遠藤博隆氏を師匠と仰いでおりました。 谷川岳一の倉沢中央カンテ正月登攀、大雪が降りツェルトがつ
  ぶされ半狂乱でいる私を、何ごとかのように見ていた師匠です。
   3月、烏帽子沢奥壁中央カンテ4畳半テラスでの足ブラビバークや2月の黒伏山D凹角 、まだまだ未熟だっ
  た私をチリ雪崩をうけながら長い時間ビレーしてくれていたこと、正月の甲斐駒ケ岳赤石沢Aフランケ赤蜘蛛
  オールリードをさせていただいたことなどが思い出されます。
   ほかにも、多くあげればきりがないのですが、まだまだいろいろなことを教えてもらいたかった。 あまりにも
  早すぎる他界を、なかなか受け入れることが出来ないでいた次第です。
   今回、慰霊登山に参加して、故・遠藤博隆氏を知る山仲間とともに登ることにより 、やっと師匠の他界を受
  け入れることが出来たました。参加者の皆さんに感謝するとともに、天空の遠藤さん ありがとう ・・・。


    見出し
 朝日連峰H30夏山開き・鳥原山/朝日岳神社
  
 ・・・恵まれた天候/前日曇り・祭典日は晴れ//祭典・20名の参加・・・
       ~~チングルマ・朱色のイワカガミ・可憐白銀のウスユキソウ群落~~

     期  日
  2018/6/16(土)~17(日)・・前日泊
     山  域  大朝日岳(1870.3m)/泊~鳥原山(1429.6m)/祭典


 

     日  程
        **6/16**前日泊班
             7;00大井沢温泉⇒7;30古寺鉱泉~9;30一服清水~11;
             30古寺山・昼食
                
//11;40先発~12;00小朝日岳~13;20銀玉水~
                着14;00・大朝日岳避難小屋(泊)

                //11;40後発~(アクシデントあり)~13;30小朝日岳
                15;10銀玉水(水補給)~着16;00・大朝日岳避難小屋
                先着メンバーと合流(泊)

        **6/17**
前日泊班
              6;30大朝日岳避難小屋~8;20小朝日岳~9;00雪渓P(カ
             キ氷休憩)
                
//9;10先発~9;50鳥原山~10;10着・鳥原山避難
                小屋(祭典会場)/昼食準備
/祭典参加
                //9;15後発~10;30鳥原山~10;55鳥原山避難小
                屋(祭典会場)/先着と合流/
祭典参加
             12;30下山開始~田代清水13;30~14;00畑場峰~古寺
             鉱泉・着15;20~大井沢温泉・着16;00・・・入浴・解散

        **6/17**当日班省略

     参加者 
  CL佐藤(辰)+友人、渋谷、草彅、佐藤(節)、竹永、木村(裕)+友人、
            鈴木(康)、大江、佐藤(尚)、柴田、駒澤、高原、・・・14名
       当日班 宇野、吉田、鳴海、板坂、三宅、安孫子・・・6名


     記録者  記録文~渋谷  写真~佐藤(辰)
、渋谷、佐藤(尚)

    6月16日(土) 曇り 銀玉水雪渓ガス中
    朝、集合場所の大井沢温泉駐車場には、予定時間前に参加14名全員が到着。4台の車に分乗し7;00
   丁度に出発できた。順調、古寺鉱泉駐車を、予定の30分前7;30に出ることができた。橋を渡ると、鉱泉
   宿”朝陽館”の主人が玄関で出迎えてくれ、挨拶を交わし、登山開始となる。
 
 
    すぐの急登15分程で松峰に登り切り、緩やかな峰歩きとなり、登山口から約1時間地点で荷・服装調整
   の休憩。その先、道脇のササ竹藪をキョロキョロしながら歩くが、なんの気配もなく収穫ゼロ。9;30一服清
   水に到着、大休止。
    いつもながら、この先、古寺山への辛い急登。途中、以前に何回かタケノコにも恵まれたが、この度は皆
   無で呼吸の荒さだけが続く。三沢清水で休憩、まだ導水なく空清水であった。11;20小寺山山頂に到着し
   昼食休憩、ガスで連峰の主稜線の展望が効かなく残念。
 
 
    ここから、先発組(小屋の指定場所の確保や設営)とゆっくり組(女子や高齢者)の2班に分かれ出発す
   ることにした。・・・以下、ゆっくり組の記録・・・。暗部に下ると、ハクサンチドリやシラネアオイ、早く
   もヒメ小百合の花もさ咲き始めていた。癒されると思いきや、小朝日岳への登り返しにさしかかると、
   男性の1人が足腿の異常(腿がツル)を訴えた。手持ちの漢方薬で一時回復したが、再度痛みに襲わ
   れてしまった。暫く休憩、荷分けなどをし、ゆっくり登り始め小朝日岳まで登り切ることができ、これで一
   安心。先発のメンバーと無線連絡、「ゆっくりと自力で歩き、時間がかかるが小屋まで登れる」と連絡。
    小朝日岳南西斜面の急降下、少ししての岩場にシラタマノキ(?)・さらに下ると道脇にイカガミの群生が
   目に映り、痛みの訴えもなく順調に下り切ることができた。熊越鞍部の少し先で休憩を取り、登り返して峰
   歩き、道々、ヒメ小百合の群生地、まだツボミ状態であつた。15;00、銀玉水に到着し休憩、各自、冷水
   を満タン補給。
    先の雪渓は、例年より速く消えているようで、階段を大分登った処からアイゼンを装着、ガスの中で見透
   視が効かなかったが先行者の踏み跡を辿り、無事に頭へ登り切る。この先は、緩やかな高山らしい峰歩
   きとなり、チングルマや濃い朱色のイワカガミ群生・可憐な白銀のウスユキソウなどの花々が疲れを忘れ
   させてくれた。
    ガス中に、突然、柴田君が現れた、迎えに来てくれたのだ。16;00、今夜の宿・大朝日岳避難小屋にゆ
   っくり組が無事到着。心配していた佐藤(辰)CL始め先着のメンバーが入口前で迎えてくれた。到着を喜び
   平和の鐘を鳴らしてから小屋に入る。
    二階の指定場所には、すでに宴会場が出来上がり、大分遅れてのゆっくり班が、荷をおろし座に就くの
   も待ち切れんばかり、全員無事到着と明日の天気回復を願いカンパイ。高級・西川牛の焼肉で自然水や
   軟硬水を消化、大江山岳会はじめ隣席の宿泊者との交流を図りながら、しばし、賑やかな前夜祭を過ご
   し、就寝となる。

    6月17日(日) 朝の小屋前はガス 下り・曇り時々晴れ
    小屋外はガス中で寒い。5;00皆が起床、湯を沸かし目覚めのコーヒーをいただく。朝食は、恒例のラ
   ーメン。手際よく荷づくり・後片付けをして小屋を出る。小屋前で記念写真を写し、早めの6;30に祭典会
   場の鳥原山避難小屋に向け出発。北西の風に寒さを感ずる朝出であった。
    雪渓を降り、銀玉水で水を補給休憩、風も弱まってガスも上がってきた。緩やかな峰歩き、各々体調を
   調整しながら熊越鞍部まで下リ休憩。小朝日岳の急登、頂上下の明るい岩場の撮影スポットで振り返り
   小休止、大朝日岳の山頂がら中岳方面が開けて遠望できた。
    小朝日岳の山頂は、訳あってスルー。東斜面の急降下、危険な個所が多いので、ゆっくり・安全確保を
   しながら下る。例年、多くの雪渓が残るコースであるが、今年は大分少ない。途中、道脇に安全な傾斜で
   適当な雪渓が現れたので、ここで、カキ氷(残雪カキ氷)休憩(前記の訳)をとる。ミルクや小豆餡のカキ
   氷は最高、冷たさが生気を取り戻してくれた。
    祭典会場での休憩場所確保と昼食準備などのため、屈強3名が先発する。他のメンバーは、式典時間
   ギリギリを想定での下り、何箇所かでコシアブラをゲット。少し登り返して、鳥原山山頂下の休憩ポイント
   で小休止。10;55鳥原山避難小屋(祭典会場)に到着、先発の3名と合流し祭典に参加。少し遅れて当
   日班(自然水・タケノコ採取担当)合流し祭典に参加した。
 
    祭典は、11;00から、関係市町村や国・県公所、周辺の山岳会、その他の関係団体・個人など100名
   程が敷地内の朝日岳神社に集まり、夏山での安全祈願が行われた。尚、祭典の神社宮司は、西川山岳
   会の志田会員でした。祭典の後は、御神酒や自然水を頂き、恒例のタケノコ汁で昼食。しばらく休憩。
 
    荷を纏め、12;30に下山開始。一気に田代清水まで下り休憩。残念、チョロチョロ水の田代清水、コー
   ス管理担当者の水源や貯水槽など管理不足を感じた。畑場峰分岐で、ブナ峠登山口へ下る当日班と古
   寺鉱泉登山口に下る前日班に分かれる。
    急降下、危険を避けゆっくり下り、15;20に古寺鉱泉駐車場へ全員無事下山。大井沢温泉に移動して
   入浴し解散となる。(ブナ峠登山口からの当日班も到着していた。)







    見出し
 ロッククライミング基本から練習会/鎌倉山/宮城県
  
  ・・・3人ずつ3パーティに分け//それぞれのルートで訓練開始・・・
        ~~真夏のような暑さ中/他グループも/にぎやかで且つ汗だく~~

    期  日  
2018/6/3(日)
    山  域  鎌倉山(520m) 安山岩の岸壁~宮城県


 

     日  程
        **6/3**デ^ターなし
            8;00鎌倉山下国道駐車帯集合~鎌倉山~


     参加者 
  佐藤(辰)、守口、柴田、佐藤(亜)、押野、滝田、
            宮司(岳友)、後藤(岳友)、中野(岳友)・・9名

     記録者  記録文~佐藤(辰)  写真~佐藤(辰)


    6月3日(日) 東京からの守口会員も

    東京からの守口会員も加え、9名で基本から練習会を実施した。真夏のような暑さの中、他グループも
   来ており、にぎやかで且つ汗だくのトレーニングとなった。
 
    3人ずつ3パーティに分け、それぞれのルートで訓練開始。初心者の滝田さんには、岩の楽しさにふれて
   もらったようだし、仲野さんには今後の活躍が期待できる若さがあった。熟練組も若い連中には負けられ
   ないと、これまでの経験の自負が幅を利かせたが、ソレナリに技術の低下を認識し直した。
 
 
    意気のいい佐藤(亜)・押野さんには、まだまだ多くの困難な壁に挑んでもらいたいし、技術に加えて現
   場での判断力も鍛えて頑張ってもらいたいと願っている。(佐藤)



    見出し
 ツアースキーP2・早春の月山~肘折温泉姥沢登山口から
  
 ・・・南側の尾根登り/ザラメは完全に凍結しスキーアイゼンを装着・・・
       ~~大森山では青空も/越えてきた山々を眺めながら/楽しい昼食~~

    期  日  
2018/4/7(土)~8(日)
    山  域  月山(1984m) 姥沢~月山~肘折温泉


 

     日  程
        **3/31**デ^ターなし
            姥沢~月山~清川橋~念仏ヶ原避難小屋(泊)

        **4/ 1**データーなし
            念仏ヶ原避難小屋~小岳~大森山~肘折温泉


     参加者 
  CL柴田、近野、守口、佐藤(直)、上野、蒲生、
            佐藤(節)、鈴木(康)、大江、木村(裕)、草彅、
            金井、前川(学友)、・・・13名

     記録者  記録文~前川  写真~佐藤(直)
、柴田

    4月7日(土) 稜線、風と雪が強く
    降ったり止んだりの小雨の中、集合場所よりマイクロバスに乗せていただき姥沢へ移動。リーダーの柴
   田さんによると、牛首の稜線では風速20m以上の風が予想され、
50%の確率で敗退もあり得るとのこと
   である。それもあってか、他の登山者は姥沢の駐車場で準備を進めていた一組以外は見かけなかった。
    重い荷物を背負いスキーをはいて、リフトの上駅まで登り、風を避けるために四ツ谷川側へトラバース
   して南側の尾根沿いを登ることに。しかし、期待したザラメは完全に凍結し、スキーアイゼンを装着しての
   登りになりました。他のベテランメンバーはスイスイ登っていきますが、私は足下がおぼつかず、一度転
   倒し5mほど滑落してしまい、立ち上がろうとしてさらに3mくらい落ちてしまいましたが、上野さんにフォロ
   ーしていただき何とか立て直して隊列に復帰することが出来ました。
    その後は、滑落を避けるためにハイマツ沿いにルートをとっていただきましたが、必死にスキーを蹴り
   込み、シールを効かせるように板を傾けながら登っていきました。徐々に斜度が緩くなるに従い、今度は
   稜線を吹き抜ける風と雪が強くなり、予報通りの猛吹雪になりました。突風に吹かれ、重い荷物を背負
   った身体は、簡単にバランスを崩してしまいます。しかし、他のメンバーはびくともせず、ここでも経験と体
   力の差を痛感しました。
    ある程度平坦なところを進むと、ここが山頂だと知らされ、突然の登頂となりました。そこから、憧れの
   月山東斜面に滑り込みますが、風は強いまま、視界も10m程度、前を滑る人のザックを追いかけての
   トレインとなりました。進んでいるのか止まっているのかもわからないような場面もありましたが、雪は新
   雪で所々アイスバーンを覆うように吹きだまりなど・・・など、思いがけず素晴らしい滑走感覚を得ること
   ができました。
    蒲生さんを先頭に、高度を下げるにつれ、ガスは薄くなり、吹きだまりを選んで滑ればこの時期とは思
   えないパウダーを味わうことができました。千本桜まで下降し、昼食をとる頃には気温も上がり、雪も緩
   んできました。そこから、立谷沢川までは視界もあり、スケールの大きな斜面を快適に楽しむことができ
   ました。
    雪の割れ目から顔を出した立谷沢川で、柴田さんと釣りの先生が食料調達。その間に、残りのメンバ
   ーは念仏ヶ原に上がり、山小屋探しと掘り出しに向かいます。念仏ヶ原は,一面雪に覆われ、本当に美
   しかったです。山小屋は、屋根の先端から1mしか雪から出ていませんでしたが、蒲生さんと佐藤(尚)・木
   村(裕)・近野さん、鈴木(康)さんが交代しながらどんどん掘り進み、1時間もしないうちに小屋中に入る
   ことができました。リーダーの釣成果は4匹、暖かい小屋の中で初物のイワナを皆さんで余すことなくい
   ただきました。

    
4月8日(日) 雪降り
    一晩中降り続いた雪は、30Ccmほど積もり、肘折に向けてのラッセルの開始となりました。交代しなが
   らのラッセルの間も、雪は降り続きハイシーズンのような雪に期待は高まります。時折、ガスが切れ小岳
   をはじめとした肘折までの長大な山並みが姿をあらします。月山は望めませんでしたが、ここまで来て本
   当に良かったと思える景色でした。
    柴田さんによると、やはり今年は積雪が多く、斜面の雪がその重さで、いつもはクラックが入らないとこ
   ろでも割れてしまっているとのこと。そのクラックが新たに積もった雪で隠されているため、地形を考えな
   がらの慎重なルートファインディングとなりました。
    一方、新たに積もった雪は、猫又沢までハイシーズンのような軽い雪で各メンバーが思い通りに滑るこ
   とができました。しかし、猫又沢の谷底からは重たい雪に変わり、大森山への登りはシール登高となりま
   した。いつもはツボ足で登るところとあって、ルートの選択を誤ってしまうと行き詰まってしまうような斜面
   でしたが、なんとかレストラン大森山にたどり着くことができました。
 
    大森山では青空も顔をだし、この季節らしい暖かな陽射しの下、小岳をはじめとしたこれまで越えてき
   た山々を眺めながらの楽しい昼食となりました。そこからゴールの旧肘折小学校までは、雪が降ったり
   やんだりするなか、快適な斜面を繋ぎながら、朝日台まで林道を通り抜け、小学校まで辿り着くことがで
   きました。

    今回は初めての事だらけで、メンバーの皆さんにはご迷惑をお掛けした場面も多く、上野さんからいた
   だいた「人の後をただ漫然と歩いてはダメだよ・・」「自分の安全は自分で確保しないと・・」との言葉に一
   歩一歩の大切さを痛感しました。多くの学びの場を与えてくださった柴田さんをはじめとしたメンバーの皆
   さんに感謝は尽きません。本当にありがとうございました。


    見出し
 ツアースキーP1・早春の西吾妻山二十日平グランデコ
     ・・・初日快晴/桧原湖や安達太良山・西吾妻山まで/よく見え・・・
        ~~樹林帯は木の間隔が狭く、積雪面の凹凸も激しく小刻みなターン~~

     期  日  
2018/3/31(土)~4/1(日)
     山  域  竜ヶ岳(1293.2m)・・・清水原~竜ヶ岳~竜ヶ池~焼峰

 

     日  程
        **3/31**
            8;30グランデコ駐車場集合・9:00ゴンドラ乗車・9:40登山開始
            ~11:10西大巓山頂~11:40昼休憩~12:40西吾妻山山頂~
            14:30中ノ沢渡渉~16:00下山
(幕営泊)

        **4/ 1**
            6:30朝食・8:00ゴンドラ乗車・8:40登山開始~10:00西大巓山
            頂到着休憩~11:00スキー開始~11:50デコ平湿原到着休憩~
            13:00グランデコ着~13:10下山
・・解散


     参加者 
 CL関原、佐藤(辰)、鈴木、木村(裕)、草彅、金井、阿部、
            佐藤(節)、高原、木村(京)、鳴海、・・・11名

     記録者  記録文~関原  写真~佐藤(辰)


    
3月31日(土) 快晴
    今日は、快晴で風も弱く、まさに山スキー・ゲレンデスキー日和である。存分に楽しむということで、文明
   の利器であるグランデコゴンドラと高速リフトを乗り継いでスキー場上部に到着した。高原さんと木村(京)
   さんが見送ってくれる中、山スキー班8名が登山開始した。
    この時期は、天気が安定してくる時期とはいえ、猪苗代湖や磐梯山がくっきりと見えるのは素晴らしい。
   山スキーが何倍も楽しくなる、そうな天気であった。西大巓までは、やや急な登りであったが、標高が増す
   につれて桧原湖や安達太良山・西吾妻山までよく見えて、疲れは忘れてしまうほどであった。西大巓から
   西吾妻山までは少しの下り、少々の登りで西吾妻山山頂に到着。
    山頂からの眺めは最高ではあったが、この時期は標高が高いとはいえ、雪がだいぶとけていて、低木
   が出ているため、大斜面が少なくなっていた。大斜面は、猪苗代湖に向かって最高の滑りを楽しめたが、
   樹林帯は木の間隔が狭く、積雪面の凹凸も激しく、かなり小刻みなターンで滑ることや急斜面を下ること
   が必要で、変な所に力が入るため疲れるほどであった。
    雪は、このところの暖かさでとけている所が多いかと思ったら、下のほうまで雪は豊富で、スキーを思う
   存分楽しむことができた。そして、今日、最大の難所である中ノ沢を標高1060メートル付近で渡渉し、ク
   ランデコに到着した。駐車場で幕営し、静かな山奥のにぎやかな宴会となった。幕営地は、火の使用が禁
   止されていたが、天然冷蔵庫は近くにあり最高のロケーションであった。

    4月1日(日)  
時々曇
    今日も、山スキーを思う存分楽しむために、ゴンドラと高速リフトを乗り継いで、スキー場上部から西大
   巓を目指す。西大巓から南西尾根を滑り降りる予定ではあるが、南西斜面であるため、特に雪どけの早
   い斜面と予想されるため、下山するまで雪はあるのかが心配ではあった。また、今日は昨日よりも雲が
   やや多く天気は心配ではあったが、だんだんと雲が少なくなり、2日間連続の晴天に恵まれるとは大変な
   幸運である。
    西大巓で長い休憩。スキーでの滑り始めは、昨日と同じように低い木が密になっている急斜面を滑り降
   りることになった。しかも積雪面は凹凸が大きく大変苦労する山スキーである。標高が低くなると、樹林帯
   は木の間隔が広くなり、ターンしやすくなるが、今度は、恐怖の「つかみ雪」となっている。さらに下ってデ
   コ平湿原付近の広々とした雪原で長い休憩をする。
    下山まで林道をたどることになるが、あとわずかであるため、さらにスキーを楽しもうと林道下を滑り降
   りる予定にしたが、危険そうな場所であったため林道にすぐに戻った(こめんなさい)。林道からグランデ
   コに出て、ほんの少しゲレンデスキーを楽しみ、下山となった。昨日と今日は、急斜面や狭い樹林帯、凹
   凸斜面・つかみ雪・渡渉等、まさに、山スキーの醍醐味であった。(関原)



    見出し
  春山登山早春の竜ヶ岳展望台へ大井沢/清水原~~

     ・・・快晴・厳しい急登も登り切り//朝日連峰が・奥羽山脈の白い峰々が一望・・・
     
    ~~竜ケ池~焼峰~南俣沢出合のコースで下山~~

     期  日  
2018/3/17(土)~18(日)
     山  域  竜ヶ岳(1293.2m)・・・清水原~竜ヶ岳~竜ヶ池~焼峰
                        ~南俣沢出合

 

     日  程
        **3/17**
            大井沢温泉⇒8;30見附平~14;00竜ヶ岳山頂(幕営泊)

        **3/18**
            7;20山頂テン場~竜ヶ池~焼峰~南俣沢出合~11;30
            大井沢温泉・・・入浴・・・間沢蕎麦屋・・解散


     参加者 
 CL佐藤(辰)、SL石川、佐藤(節)、木村(京)、高原、志田(勝)、
            木村(裕)、佐藤(明)、・・・8名

     記録者  記録文~佐藤(明)  写真~佐藤(辰) 木村(裕)


    
3月17日(土) 快晴
    国道112号を大井沢方面に下りて、びっくり・・、 道路の両脇が雪の壁です。やっぱり大井沢は豪雪地
   帯だなと実感しました。大井沢のゆったり館に、今回は私が一番のり。駐車場に他のメンバー2人の方が
   いて登る準備をしていましたが、障子ヵ岳経由で天狗角力小屋泊とのこと、8;00少し前に出かけていきま
   した。
    私達のメンバーも続々集合。スキーは佐藤(辰)さんと佐藤(節)さんの2人、ワカンが木村(京)子さんと
   高原さん、スノーシューが志田(勝)・石川・木村(裕)さんと私の4人という顔ぶれです。初日のコースは、山
   頂までの直登・最短コースとのことです。
    見附平まで車で移動、8;30登山開始です。歩き始めて間もなく急登、かなりきつい登りです。途中雪が
   切れていて、灌木のところはスキーやスノーシューをはずしたり大変難儀しました。少しずり落ちた木村(京)
   さん「・・せっかく登ったのに5mそんしちゃった・・」。スキーの人は、シールを着けて急斜面を登ってくるの
   を見て、すごいなと思います。
    登りきったところで一休み 「この登りで今日の体力の大半使った感じだな」の声も。その後は、杉林にそ
   ってなだらかな尾根歩きが続きます。登りながら右方に見える崖を指して、佐藤(辰)さん「あそこの崖には、
   ○○不動尊(うろ覚えで不正確です)があるところで、遠藤(博)さんや板坂さんとよく登った崖だ」と教えてく
   れました。志田(勝)さんと木村(裕)さんは、花粉症になり苦しんでいるとのこと。特に志田(勝)さんは、前
   日まで症状がひどくて寝込んでいたそうです。でも、会費だけでも払わなくてはと思い大井沢まで来たそう
   です。杉の花粉を見ながら「大丈夫ですか」と声を掛け合いながら進みました。
    途中のピークで、一休み。風もなく、これ以上ないというすばらしい天気です。登るにつれて、朝日連峰の
   真っ白な尾根が目に飛び込んできます。月山は、雲がかかって見えません。途中、ブナの幹を見て、石川
   さんが、『きぶのり』を発見。『きぶのり』は、ぶなの古木にしか生えないコケの一種で、昔、仙人が食したと
   いわれ、幻とまで言われる大変貴重なもの。その成長には、10年から20年の歳月を要するそうです。西川
   町の出羽屋さんで料理されています。
    山頂への急登の手前の鞍部で、佐藤(辰)さんが、10年くらい前に遠藤(博)さんたちと来た時 風が強くて
   山頂には無理だからと 風をよけてこの辺にテントを張ったというところで一服。山頂を眺めれば、これまた
   かなりの急登。スノーシュー・かんじき組は、アイゼンを装着。ひょっと左斜面を見ると、佐藤(節)子さんがこ
   の急斜面をスキーで 登っている。(山頂手前ではずしたそうですが)、後ろにずり落ちたりしないですごいな
   と感心しました。
    先陣の石川さん、木村(裕)さんのつけてくれた足元見ながら一歩一歩慎重に登りました。最初に山頂に立
   った石川さん「・・誰かの足跡がある。悔しい・・」。別のコースから来た人がいた模様です。14;00に全員
   登頂、無事登り切った喜びをみんなで万歳して喜び合いました。朝日連峰が一望です。大朝日や天狗山避
   難小屋も見えます。月山も雲も上がり真っ白な雄姿を見せています。山形市の方を見れば、奥羽山脈の山
   々が連なって見えます。文字通り白い峰々の絶景です。
    展望を満喫した後にテント設営。木村(裕)さんが持参したツエルトでザックなど荷物置くテント設営。まずは
   乾杯です。寒いのでテントに入ってさあ料理という段になってアクシデント、ガスバーナーが使えなえ状態にな
   りました。いろいろ相談になり、結論としてある食べもの出し合って食べて、今日はここに泊まり、明日下山と
   なりました。
    その時、志田(勝)さんが「火をおこそう、そして雪を溶かして水を確保しよう」と言われたのです。そして雪
   を掘ってかまどをつくり、枯れ木を集めだしたのです。見事に枯れ木を積み上げて、ロウソクを火種にして
   火おこしにかかったのです。・・・・以下省略・・・こうして水をつくり、やがてお湯になり、木村(京)さんと
   高原さんが手際よくすき焼き鍋で肉も焼でいました。水もお湯も十分、料理も完成しみんなで改めて乾杯
   !!。夜空いっぱいの星たちに見守られながら、みんなの顔に、いつもの笑顔が戻ってきました。山形市
   の夜景がきれいに見えます。

    
3月18日(日) 快晴
    朝6;00起床、朝食済ませテント撤収。7;20頃下山開始です。凍結の恐れがあるので、最初からアイゼン
   着けて竜ケ池~焼峰~ばか平~南俣沢出合のコースで下山しました。焼峰までの途中、雪崩てるところがあ
   り慎重にトラバースです。
    志田(勝)さんは、50年ほど前だそうですが、クマ狩りで、あの峰登って下り 尾根の向こう側にも行ったり
   したんだそうで、しかもアイゼンなんかないから 長くつにわら巻いてやったもんだと、焼峰を通るときに北方
   の峰をみながら教えてくれました。焼峰でスキー組が待っててくれて、一緒に休憩 「あの斜面の登ったのだ
   な」と、真っ青な青空にそびえる竜ヶ岳を振り返る一行でした。
    11;30に、スノーシュウー組ガ大井沢井温泉到着。スキーのサトウ(辰)さんサヨウ(節)さんは、1時
   間も待っててくれたそうです。みんな無事に下山です。下山してみれば、「今回もいい山行だったな~
   ~」というのが参加したみんなの気持ちだと思いました。大井沢温泉入浴ノ後、間沢で美味しい蕎麦を
   みんなで食べて解散しました。

    私は、毎年のように5月の連休に竜ヶ岳を横目に見ながら天狗山避難小屋に登っています。いつか竜ヶ岳
   の山頂にと思っていました。また、雪の上にテント張って泊まるのは初めての経験でしたので、とても楽しみ
   にしていました。
    私にとっては、2日間も続いた絶好の天気で、雪上でのテントの張り方はじめ初めての体験のため、見るも
   の聞くものめずらしく、本当に楽しい充実した有意義な山行でした。佐藤(辰)さんや石川さんはじめ、会の皆
   さんに御礼と感謝を申し上げます。



    見出し
  ~~グループ登山冬の十和田三山縦走宇樽部から~~

                   ・・・十和田山・三ツ岳・十和利山~~周遊・・・
     
//360度の展望の山頂へ・改めて八甲田山や十和田湖の景色を楽しむ//

     期  日  
2018/3/10(土)~11(日)
     山  域  十和田山(1053.9m)・・・三ツ岳(1159.4m)~十和利山(990.9m)
            (青森・秋田県境

 

     日  程  
        **3/10**
            除雪終了点(6:30)~十和田山登山口(6:45)~669m峰(8:00)~
            十和田山(9:35-9:55)~949m峰(10:40)~三ツ岳(12:00-12:35)
            ~大文字山(13:25)~テン場(13:50)・幕営

        **3/11**
            テン場(7:35)~十和利山(9:00/9:20)~国道454号線県境(10:50)
            ~除雪終了点(12:25)~十和田湖畔温泉・・・入浴・解散


     参加者 
 CL滝田、SL石川、橋本、金井、佐藤誠(岳友)、清水(岳友)、
            高杉(岳友)、金城(岳友)、中野(岳友)、佐藤(尚)
     記録者  記録文~佐藤(尚)  写真~佐藤(尚
)、橋本、

    十和田三山とは、十和田湖の南東に位置し、十和田湖を取り囲む外輪山にある。正式には三ツ岳のみ
   ではなく、三ツ岳と大駒ヶ岳を合わせた戸来岳が三山の一つになる。戸来(へらい)という地名は、ヘブライ
   に由来しているそうで、この地にはピラミッド伝説やキリストの墓伝説があるそうである。
    CL滝田さんがシーズン前から練りに練って作成した計画を、今シーズンのグループ山行の締めとして実
   行した。今回の山行には、2月の和賀岳で出会った地元の弘前大山岳部OB&現役生のパーティも一緒の
   山行きとなった。

    
3月10日(土) 曇り 時々晴れ
    まだ薄暗い5時半に、十和田湖畔に集合し、乗り合わせて除雪終了点へ移動する。荷や装備などの準備
   を終えて出発する。我々山岳会メンバーはスノーシューとワカンだ。弘前大OBパーティは、プラ-ブーツに
   スキー。なんと、今回は平成生まれが3人もいる。一人60代がいるが、40代から10代までの若いメンバ
   ーでの山行となった。
    宇樽部川の橋を渡ると、また水路のような沢が出てくる。この沢を跨いを行くと、十和田山の登山口へ到
   着。立派な登山口の標識があるが、夏道は刈り払いがされていないため、積雪期以外に登るのは難しい
   そうだ。
    赤布通りに沢状の地形から尾根沿いにルートをとる。急登になると、まだ雪が硬いせいかスキーは大変
   そうだった。669m峰を若干巻き気味に進み、山頂への尾根に乗ると八甲田の山々が見えてきた。また、
   反対側には十和利山も見えていた。さらに登ると立派なぶな林になり、霧氷が青空をバックにとても綺麗だ
   った。ぶな林を過ぎるとダケカンバの林となった。南東北では、あまり見ない立派巨木もあるダケカンバ林
   が続いていた。
    森林限界が近づき、木々が低くなって来る。振り返ると、十和田湖の全景を見る事ができ、見事だった。
   十和田湖の景色は、三山の中では十和田山からが一番だった。360度の展望の山頂へ到着。改めて八
   甲田山や十和田湖の景色を楽しんだ。これから進むルートの先には、三ツ岳が見えていた。三ツ岳への
   登りは、かなりの急登のようだ。どこを登るかいろいろと検討してみる。まだ見えない最低鞍部までは、2回
   大きく下り、一気に三ツ岳へ登り詰めるようだ。
    ルートは、尾根沿いで間違いそうなところはなかった、三ツ岳の最後の登りはかなりの急登だった。スキ
   ー組はアイゼンへチェンジ。急登を登ると、遠くから見ていたとおり山頂手前には藪があり、藪を越えるル
   ートしかない。トラバースも出来ない。急登の藪を越えると山頂はすぐそこだった。最高峰の三ツ岳へ到着
   した。こちらも360度の展望だった。今まで見えていなかった戸来岳のもう1つの山の大駒ヶ岳がどっしりと
   構えていた。
    各々展望を充分に楽しんだ後、今日のテン場やこれからのルートを確認する。石川SLの判断で、三ツ岳
   からはなぜが一番急な南側へ降りた。振り返ると大駒ヶ岳は山頂から見るよりもさらに見事の山容だった。
   時間も早い事、明日の行程を考えると大文字山を越えた方がよいとの事でさらに先に進んだ。大文字山
   は雪庇が続いていた。すでに割れているところもあり、足を取られて苦労するところもあった。
    大文字山を下りたところが、本日のテン場となった。早速テントを張って、。いつものように自然水から軟
   水、葡萄水と進んだ。今回は橋本さんが食坦なので、青森名物を十分に堪能した。明日は、今日よりも長
   い行程が予想されるため4;30起床と決め。20;00過ぎには就寝となった。

    
3月11日(日) 晴れ→
曇り
    予定通り4;30起床、コーヒーを沸かして水を作る。昨夜の余韻がまだ続いているのか、オーバーフロー
   状態のメンバーもいる。朝食のラーメンを食べてから、昨日の残りの食材と餅を食べて片付ける。外に出
   ると、今日はさらに雲が少ない。
    最初は、ダケカンバが見事な広い尾根を進む。ちょっと尾根が細いところでは、雪庇が割れていて昨日
   よりも大きな口を開けていた。十和利山の登りは、見事なブナ林だった。それなりに急登ではあるが、ス
   キーでも問題なく登れるようだ。ちょっと平らになると、山頂はすぐそこだった。昨日見た十和利山は、三
   角であったが、思ったよりも横長な山頂だった。
    十和田湖の向こう側には、薄らと岩木山が見えていた。こちらから見る戸来岳は、見事で昨日歩いたル
   ートがずっと見えていた。南側には八幡平・岩手山がかすかに見えている。十和田湖も遠くに見えている
   が、今日はほぼ湖畔まで行かなければならないと思うと気が重い。
    十分に山頂を堪能してから下山開始。顕著な尾根を進む、だんだん杉の植林地なったり林道が出て来
   たり、人里が近づいてくる事を感じる。ついに国道に出た。ここからは、ようやくスキー組の本領発揮だ。
   一気に下っていった。法面に雪崩れ止めがないところは、全層雪崩れていて気が抜けない。モービルの
   トレースがあるのでまだいくらか楽だった。
    国道歩きが嫌になってきた頃に、ようやくゲートへ到着。春のような陽気で、ジャケットも手袋も脱いでい
   た。そのままショートカットして除雪終了点へ戻った。完全に周回する事が出来た。十和田湖畔の温泉で
   汗を流してから解散となった。



    見出し
 
~~グループ登山冬の仙王岳~龍ヶ岳二井宿から~~
   ・・・天気も良い・外にベンチ//東の山々を眺め・本日の山行を祝う・・
   ~~891mのピーク ・360度//鳥海・月山・朝日・飯豊・吾妻・安達太良・蔵王~~

        期  日  2018/3/3(土)~4日(日)
       山  域  仙王岳(912.5m)~龍ヶ岳(994.3m) ・・・宮城・山形県境


 

       日  程
         
**3月3日
             7;30二井宿第2トンネル 駐車場集合~7;42出発~9;00
            仙王岳(912.5m) 9;15~9;45・891m~10;30・837m
            ~11;30・982m~12;30龍ヶ岳(994.3m)12;50~
            13;20鳩峰峠(795m) 幕営(泊)

         **3月4日
            8;45幕営地出発~10;00・890m~11;00・450m~
            12;:00・337m・上和田集落(豪士山登山口)~13;00
             二井宿第2トンネル駐車場・・・解散


      参 加 者  CL佐藤(尚)、SL木村(裕)、石川、近野、
             吉田、成毛・・・6名

      記 録 者  文~成毛   写真~佐藤(尚)
木村(裕)、成毛

    今回は、宮城県七ヶ宿町と山形県高畠町の間に位置する仙王岳(912.5m)・龍ヶ岳(994.3m)の県境
   尾根登山です。 北に位置する仙王岳は二井宿峠近く、南に位置する龍ヶ岳は、宮城・山形・福島県境(鳩
   峰峠)近くにあります。 地図を眺めていて、いつか雪のある時期にと思ってはいたものの、なかなか実行に
   移すことはなかったが、グループ山行で掲載していたのを機に、参加した次第です。
    ここで、山行とはちょっと違いますが、二井宿峠の県境について(他の文献からの引用です)は、 一般的
   に県境の県境は分水嶺を基本として線引きされているが、この峠の県境は西側の山形県側に300m入っ
   た沢筋を県境としている。 こんな無理な県境の設定は、全国的にこの場所だけらしい。山形県の母なる大
   河:最上川の支流が、この峠の宮城県側から流入しているのは余り知られていない。
    この摩訶不思議な県境の設定は、『伊達の無理境』と呼ばれている。 元々、最初に置賜入りを果たした
   のは、後に仙台に移った伊達氏である。 二井宿峠は要地として、歴代の伊達当主が通ることになった。伊
   達氏が高畠に拠点高畠城を設けた際には、伊達郡の本拠地赤館城との連絡路として利用された。 そして
   十七代伊達政宗の時代、慶長5年(1600年)7月には、この峠で慶長出羽合戦の一つの戦いがこの地で
   行われた。
    それ以前に、政宗は豊臣政権下で置賜を追われ、陸前の岩出山に転封させられていた。 慶長3年(15
   98年)より、越後から入部した上杉氏の領地となっている。 関ヶ原前夜、伊達氏は豊臣方に対抗する徳川
   家康に接近しており、上杉氏は豊臣方に付いていた。 そして天下分け目の関ヶ原では、軍と西軍に別れて
   争うことになったが、奥羽の地でも当時上杉氏が領していた白石城を巡り、 東軍の伊達氏と西軍の上杉氏
   が激突することになった。伊達氏は、一挙果敢に白石城を陥落させ、更に二井宿街道を西進して峠に迫っ
   たと言われています。
    この街道筋は、伊達氏の故地で、領民も伊達氏の世話になった者ばかりだったため、その多くがかつて
   の領主に味方したので、 戦いはさらに伊達氏有利に進んだ。そして玉ノ木原の戦いの末、分水嶺の鞍部
   西側300mまで押し入ったのである。 伊達の勝利を受け、こうして決まった国境が「伊達の無理境」と言わ
   れている。

   
 3月3日(土)  無風快晴
    私の車を下山口である上和田集落(豪士山登山口)にデポ、二井宿トンネル駐車場集合場所に移動、集
   合時間である10分前には全員がそろった。 各自準備を整え7;42出発、県境である駐車場から暫らく車
   道を(300mほど)七ヶ宿方面に向かい、除雪によって出来た雪壁を乗り越え、 一つ目のピーク仙王岳に
   向け登行。
 
    西斜面でありまだ日も当らないことから寒さを感じるが、雪面に軋むスノーシューのアイゼンの音が心地
   よい、 ピーク手前のややきつい傾斜を登りつめた先に仙王岳。そこは、創造した以上の展望、北東に蔵
   王連峰、北には月山・葉山その奥に鳥海山まで確認できる。
    天候も無風快晴と、この時季としては一度あるかないかの絶好の天気、、みんなの足取りも軽い。ほとん
   どアップダウンのない尾根を南に進む、891mのピーク 、そこには360度、遮るものがない眺望が待って
   いた。みんな歓声が沸く、東北の名立たる山々を見渡すことが出来た。鳥海・月山・朝日・飯豊・吾妻・安
   達太良・蔵王・etc ・・。
    今回メインの山、龍ヶ岳も手にとるように見える、時間も早く着きそうだと、その先の豪士山まで行こうか
   との声も聞かれる。 ちょっと30mほど高度を下げて登り返し、気温が上がってきたと同時に雪が緩み始
   め、急傾斜で少し難儀するが、11;30龍ヶ岳ひとつ手前のピークに到着。

 

    ゆっくり休憩をとり、目の前の龍ヶ岳に歩を進める、12;20龍ヶ岳山頂、記念撮影。本日の幕営地(鳩
   峰峠)が眼下に見え、のんびり景色を堪能しながら下って行く、13;20鳩峰峠(幕営地)到着。快適なテン
   ト場、みんなで整地。天気も良いので、外にベンチをつくり、東の山々を眺めつながら本日の山行を祝う。
   日も沈みかけると同時に、テントに移動、鍋を囲み山談義に吹ける。いつしか睡魔に襲われ、私が寝た
   のがいちばん早く、最後は20;:30前には消灯した模様。

    
3月4日(日)  快晴
    6;30の起床の予定であったが、6;00ごろ各々起き出す。外に出るとちょうど太陽が顔を出したところで
   本日も昨日同様の良いお天気。 お茶を飲み、朝食のラーメンを食す。食後のコーヒーをゆっくり味わって
   8;15、外に出てテント撤収。8;45に出発
    緩やかな登りを10分ほど、尾根づたいに890mピークをめざす。ここで、眺望とはお別れやせ尾根を下
   降.。450m地点からは、斜度がきついこともあり、つぼ足に移行。林道に出てのどを潤し、車のデポしてあ
   る登山口まで約2kmの林道歩き、12;00、予定時刻どおりふりだししへ到着。全員の無事とともに握手を
   交わし、記念撮影 。車で回送、二井宿トンネル駐車場。13;00解散
    私としては、ひさびさの1泊2日の尾根歩きであった。天候に恵まれたこともあり、最高の眺望と山旅をを
  楽しむことが出来ました。 これも偏に、良き仲間が計画・準備をしてくれたことによるものと感謝



    見出し
  ~~グループ登山冬の弁慶山西川広域林道入口~~
          ・・・風の当たらない標高600m地点を整地し幕営・・・・
        ~~山頂・一点だけポコッと小高く//最初にピークを踏ませてもらう~~

        期  日  2018/2/24(土)~25(日)
       山  域  弁慶山・・・出羽丘陵

 

       日  程
         
**2月24日
             8;00西川広域林道入口~8;50尾根取り付き~9;40
            赤沼山(367.8m)~11;30標高(290m付近)最低鞍部~
            14;00標高(600m付近)幕営地(泊)

         **2月25日
            7;00幕営地出発~8;10弁慶山~9;30幕営地へ戻り
            ~13;20西川広域林道入口・・・解散


      参 加 者  CL木村(裕)、SL佐藤誠、石川、佐藤(尚) ・・・4名
      記 録 者  文~佐藤(誠)   写真~佐藤(尚)
木村(裕)

    出羽丘陵の弁慶山地、その主峰”弁慶山”は、標高だけでみれば887mと低いが、深い懐に抱かれた寂
   峰で、登山者を容易には寄せ付けない。ちょうど2年前のグループ山行で、登頂に成功している山ではある
   が、その素晴らしい記録を拝見させていてのリクエスト山行としていただいた。

    
2月24日(土) 曇りのち雪
    朝6;00時、道の駅天童で佐藤(尚)さんと相乗りでやって来た木村さんに拾っていただく。3名で、集合場
   所である国道344号沿いの真室川町差首鍋付近に到着したのが7;30。既に、到着していた石川さんと合
   流。各々準備して8;00少し前に歩き始める。
 
    足元は全員スノーシューとした。しばらく林道を進み尾根に取り付く。2年前に弁慶山に登頂している石川
   さんの的確な指示があり、とても心強い。歩きやすい尾根を一つ登り、最初のピーク”赤沼山”367.8m”
   を越える。ここで、遥か彼方に霞む弁慶山を見ながら小休止。
    ここからは、一旦下り先へ進む、ときおり現れる冷凍キノコやトゲトゲタラの芽を横目で見ながらの歩きと
   なる。雪で埋まってハッキリしないが、どうやら作業道が通っているようなので、しばらくはそれに沿って先へ
   進む。天気予報通り雪が降ってきた。
    やがて、杉の植林地を過ぎると作業道の道形も確認出来なくなる。地図では、もっと平坦な地形と思って
   いた290m最低鞍部は、どの辺りだったのだろうか?、そう思う位にはっきりした地形で、そのまま次の尾
   根へと乗る。ここからいよいよ人の手が届かないほど奥深い弁慶山の懐へと飛び込んでいく。尾根も細くな
   り傾斜も増してくる。
    迷路のように派生する尾根。急な登りで周囲への注意力がそがれるが、帰路で迷わないように目印とな
   る木の確認しながら登っていく。独標618mにかけては、尾根が一段と痩せ、石川さんの注意喚起の声が
   飛ぶ。風当たりも強く、ときおり歩みを止め耐えるほどだった。地形の関係で風が巻くせいか、雪庇が右に
   左にと複雑だ。
    細尾根を越え到着した618mピーク。ガスで霞んではいるものの、近づいてきた弁慶山とその右側に”弁
   慶の耳”が聳えている。さらに左側には、ヒマラヤ襞とも思えるほどの景観を呈す岩壁。噂通りの山容が眼
   前に広がり気分が高揚する。ここから、暫くはやや緩やかで幅広の尾根歩きとなる。程なくして2年前に幕
   営した地点に到着したが、その時とは違い風が強いそうだ。少しばかり戻り、風の当たらない標高600m
   地点を整地し幕営。
    約7時間の交代ラッセルを終え15;00頃テントで落ち着き、馬刺しと自然水で乾杯。木村(裕)さんスペシ
   ャルチーズフォンデュは、皆に好評。個人的にも、真似してみたくなる程に美味しかった。さらに木村家スペ
   シャル鴨鍋で満腹。明日の長い行程に備え20;00過ぎに就寝。
    もっと飲みたいとの声もあったが、やはり皆疲れていたと思う。早々に眠りに落ちていった。寝つきの悪い
   私は、もうしばらくウトウトと…上空で吹き荒れる強風の音すら心地よい程にテントには風が当たらない。流
   石経験豊富な先輩方が選んだ幕営地だと思う。それとは対照的に、星が見える夜空。明日の登頂を祈り眠
   りついた。

    
2月25日(日) 曇り時々晴れ のち小雪
    5;00。佐藤y(尚)さんのセットした目覚ましを合図に石川さんの声で全員起床。昨日から吹いていた風
   は、3;30を境に収まり静かな朝となった。寝起きのコーヒー”キャラメルマキアート”は、下界で飲むには
   ちょっと甘すぎるかもしれないが、昨日の疲れを癒しつつ、これからの元気を引き出すには丁度いい程の
   優しい味だった。行動水を作り、朝ラーでエネルギーを充填。7;00に山頂へと出発する。
    ここから山頂までは、今までとは打って変わり、迷うことのない一本の尾根道となる。斜度も、一段と厳し
   い登り。左右を取り囲む大馬蹄形障壁に抱かれるような一本尾根。何故このように地形になったのだろう
   か?・・不思議だと皆で話しながら歩いた。
    山頂西側にある騙しピークへ登り、広い山頂台地乗る。先輩3人に先頭を譲っていただき、石川さんの
   カウントダウンで最初にピークを踏ませてもらう。比較的平坦な山頂だが、それでも一点だけポコッと小高
   い場所がそれである。全員と握手して登頂を喜んだ。
 
    山頂を踏んだ後、北側の景観を見るために移動する。小さな雪庇を越えた先に広がったのは、直下に
   見下ろす”弁慶の耳”とその奥に続く弁慶山地の尾根。そして、上部こそ雲で隠れてしまったが巨大な裾
   野を有する鳥海山。私程度では、到底同定しきれないほどのピークが、延々と連なっている光景だった。
   素晴らしい景色をバックに最初の記念撮影。山頂まで戻り小休止後、後ろ髪引かれながらの下山。実は
   かなり寒い。霧氷が着いた木々が美しかった。
    先ほど苦労して登った急坂を慎重に下り、幕営地に戻る。途中振り返ると、”弁慶の耳”の上空が青空
   に変わっていた。光が当たり輝く弁慶の耳をバックに、再び記念撮影をしながら戻る。残りの行程を考え
   るとのんびりしている時間はあまりない。速やかにテントを撤収し下山にかかる。
    登りの行程で繰り返した下る行程。それは、帰路の厳しさを容易に物語っているものだったからだ。や
   はり長い帰路。昨日のトレースは、昨夜の降雪で殆ど消えてしまっていた。登の際チェックした間違え易
   いポイントがいくつかあったが、メンバーの適切なルートファインディングで順調にパス。
    短い休みを取りながら林道へ戻る。要所を終え安心して一息入れる。二度の登頂を果たした石川さん
   は、既に、また登ることを考えているようだ。具体的に理由を書けばキリがない。それほどの魅力あふれ
   る山であると私も思う。残りの林道歩きでは、小動物の足跡をみつけたり、飛び立つ鳥に驚いたりしなが
   ら車を置いた国道沿いに戻った。本日二度目の握手で無事の下山を喜び解散となった。

    二日間を通して厳しい行程が思い出されるが、足並みの揃ったメンバーに恵まれ、無事に山行を終え
   られた。SLらしい事が全くできなかった事など自分自身の反省点は多いが、頼りになる先輩方に助けて
   いただき、数年来の夢である”弁慶山”に登頂できたことをうれしく思う



     見出し
  ~~グループ登山・鑑賞二の滝氷瀑寒タラ福会~~
      ・・・初日寒タラ福会を満喫//翌日・目の前に氷瀑の二の滝が忽然と・・・
      
     ~~行き・帰り//ラッセルとそりを引き交代しながら~~

        期  日  2018/2/17(土)~18(月)
       山  域  二の滝・・・鳥海山・山麓

 

       日  程
         
**2月17日
             9;30ゆりんこ温泉~10:00林道終点(水源地先)13;30
            一・二の滝駐車場(休憩所)・・・幕営泊
         **2月18日
            6;10起床(テント撤収)・・朝食・・8:00発~8;45二の滝
            /9;00発~一・9;50二の滝駐車場(休憩所)/10;15

             12;30林道終点/1240~13;00ゆりんこ温泉・・・入浴
             ・・・解散

      参 加 者  
CL石澤、SL石川、駒澤、佐藤(尚)、木村(京)、高原、
              遠藤(敏)、渋谷・・・8名

      記 録 者  文~高原   写真~佐藤(尚)
、遠藤(敏)

    
2月17日 雪 時々強風
    天気予報は荒れ模様の中、山形組4人が道の駅天童に集合。福島県いわき市からの佐藤(尚)さんと合
   流し出発する。9;30ゆりんこ温泉で庄内組と合流し、3台の車に分乗し林道の除雪終点へ。片側に駐車し
   食材やボンベ、大なべ等をそりに積み歩行開始。
   
    屈強な?男性5人、昔の乙女?3人のメンバーである。常連の剛力を欠き心配。ラッセルとそりを引く人、
   交代しながら歩き続ける。休憩をはさみながら小屋を目指す。ラッセルもそり引きも厳しく、先頭の”着いた
   よ!・・”の声に、最後にそりを引いてたメンバーはほっとしたそうです。
 
 
    降りしきる雪の中、即、皆で地盤固めをし、2つのテントを張る。個人のザックをテントに収め、土間休憩舎
   に移動、さあ、これで乾杯!!・・・。寒タラの昆布〆や水タコの刺身、寒タラ白子のしゃぶしゃぶ、超大型ア
   ワビの刺身等々、山形内陸の居酒屋では食べられない海の幸が次々に出てくる。私は、ここでしか食べら
   れないアワビのバター焼きがこたえられない。
 
    大なべに、庄内の駒沢さんが作ってくれた寒タラ汁が出来あがり、歓声、ごちそうになる。飛島から食材を
   運んでくれたCLの石沢さんに感謝しながら、至福の時を過ごす。日が暮れると、土間の休憩舎は寒く体が
   冷えてきて、2次会はテントの中に移動する。冬山歩きで雪庇のそばを通る時のコース選びは?・・ために
   なる話・ならない話にあっという間に時は過ぎ、”寒タラ福会”を満喫し、8時お開きとなりそれぞれのシュラ
   フに潜る。

    2月18日 雪 時々晴れ
    6;10、目覚めのコーヒーで一日が始まる。個人の荷を纏めテントをたたみ、土間休憩舎へ移動。ラーメ
   ンを食べ、今回の目的の二ノ滝に向かう。吹雪いたり、お日さま出たり、目まぐるしい変化の中ブナの樹林
   林帯を歩く。
 
    右側が切れ落ちてる斜面を用心しながら歩く。8;45分過ぎ、目の前に氷瀑の二の滝が忽然と現われ凍
   り輝いている。今年は、大雪で寒冷の日々が続いたせいか、これまでにない(鑑賞会4年目)見事な氷瀑が
   形成されて井て・・感動・・。滝の下まで行き、あちこち眺め写真を撮すなど楽しむ。
 
    土間休憩舎に戻り、ガスボンベや大なべなど道具をそりに積み、各々ザックを背負い下山開始。日曜日
   とあってか、他の10数人グループが登ってきた、挨拶を交わす。昨夜降った雪が、昨日作った道を狭くし
   て今日もラッセルに汗を流す。
    ゆりんこ温泉で、来年第5回・・の約束をし、解散・庄内と別れる。山形班は、帰りも佐藤(尚)さんに運
   転してもらい道の駅天童温泉に向かう。今年も皆さんに感謝して家路に着く。ありがとうございました。
                                       
 以上・・高原由美子


     見出し
  ~~グループ登山2百名山和賀岳貝沢牧場から~~
        ・・・初日は曇り//沢尻岳1260mを最終地点とし下山・幕営地点へ・・・
      
    ~~3本のブナからキブノリを発見//昔・仙人が食べていた~~

        期  日  2018/2/10(土)~12(月)
       山  域  和賀岳(1440m)・・・真昼山地/和賀山魂(岩手・秋田県)

 

       日  程
         
**2月10日
              5:00 沢内町役場集合~6:00/6:30貝沢牧場~7:00
             取付~9:30/10:10・・880地点(幕営)~12:00前山分
             岐~13:00沢尻岳(1,260m)~14:30(幕営泊)
         **2月11日
             10:30(撤収)~13:00(幕営泊)
         **2月12日
             8:00(撤収)~9:00(駐車地点)~10:30「真昼温泉」(入
             浴)・・・13:00解散

      参 加 者  CL金井)、SL石川、佐藤(尚)、橋本、滝田・・・5名
      記 録 者  文~滝田   写真~佐藤(尚)


     和賀山塊は、東北地方の背骨として南北に縦走する奥羽山脈の一角である。山々は、冬季の多量の積
    雪やきびしい季節風などの寒冷な気候にさらされ、標高1000mを過ぎたあたりで森林限界を超える。山
    域は、標高1000m前後の比較的起伏の少ない山稜が北東から南西方向に走り、最高点は主峰・和賀岳
    の1440mである。
     稜線自体は平坦であるが、山腹は侵食が進み、深い谷と急斜面からなっている。和賀岳は、別名「阿弥
    陀岳」とも呼ばれ、山岳信仰の山であった。夏でも、秋田県・岩手県からの登山コースからは長く時間を要
    する。
     今回は、神秘的で奥深い和賀山塊の主峰である和賀岳(1440m)を目指す。白神山地に負けないくら
    いのブナや巨木を見ながら、山頂に立ったときの感動は素晴らしいに違いないと、ずっと憧れの山のこと
    思うと、一週間前から胸が高鳴って眠れない日々が続いた。

      提案されたルートは二つ

      ルート①上大荒沢→高畑登山口→高下岳→根管岳分岐→和賀岳
      ルート②貝沢→880mピーク→前山分岐→沢尻岳→大荒沢岳→根
           管岳分岐→和賀岳
      ぎりぎりまで天気を考慮し、検討を重ねルート②で行くことに決定。


     
2月10日 曇り
     5:00、沢内町役場集合。ここで車の台数を減らし、2台で登り口に向かう。貝沢牧場の付近に少しだけ
    広くなっている所があり、そこに駐車し準備をする。6:30、高下岳が朝日に染まる中、牧場より出発する。
    出発は、。降雪もなく、風もないが、連日降った雪が深いためスノーシューでも少し沈む。30分ほど歩くと
    取付きに到着する。
     ここからは、緩やかに登っていく、登り始めから立派な巨木達が姿を現し始める。「何百年とここに佇み、
    山に恵みを与え、守っている。そんな力強いパワーが感じとれるね」と、会話しながら進む。日曜日からは
    低気圧の影響で天気がくずれるため、880mピークに幕営し、空身で登れるところまで登ることにした。
 
     9:30、880m地点に到着。石川さんより幕営するポイントを教えてもらい幕営する。最低限の物を持
    ち行けるところまで進む。880mピークから一度下り、前山分岐までゆっくりと登る。途中、石川さんが古ブ
    ナになっているキブノリを発見する。石川さんいわく、「キブノリは誰も足を踏み入れる者がいない深い山奥
    にあり、昔に仙人が食べていて、めったに見つけられない幻の食材だ」と言う。また、山伏食であり昔山で
    修行する人が食べていたことが分かった。3本のブナからキブノリを発見。それを山岳会の料理人、橋本さ
    んに託す。次回の山行の時に調理してくれるらしい。どんな味か今から楽しみである。
     前山分岐からは、ブナの木が低くなってくる。この当たりは、熊棚やブナの実が多く見られた。見事な雪
    庇を堪能しながら進むと、森林限界まであっという間だった。視界が開け町並みまで見えた、四方山々に
    囲まれ今まで見えなかった和賀岳もうっすら見えてきた。
     13:00、沢尻岳到着。朝日まで行きたかったが、タイムオーバーになるため、沢尻岳1260mを最終地
    点とし、幕営地まで戻ることにした。下山を始めると、スキーヤーが登ってくる。まさかこんな天気に登って
    くる人なんていないと思っていたので、一同驚く。話しを聞くと、弘前大学山岳会のOBで毎年、和賀岳に来
    ているようだ。お互いの無事を祈りながらその場を後にする。
     14:30、幕営地に到着。お待ちかねの乾杯である。今回の食担は、こだわり素人料理人の橋本さんで
    ある。鶏団子鍋に、ホタテやナマコ、タコの刺身等々。おいしく頂き就寝。

     
2月11日 くもり→雪
     樹林帯の中に幕営したおかげで、風の影響もなく快適に眠れた。石川さんは、「夜寒いと思ったら、テ
    ントがちゃんとしまってない!」と、私「・・・すみません・・・閉め忘れたのは私です・・・」、10時頃
    「ふぉ!!」っと、声がする。かもしかの鳴き声か!。外を見ると、沢尻岳であったパーティーだった。昨
    夜は、沢尻岳の下の樹林辺りで雪洞泊宴会だったらしい。強者である。
     お互いの山行の話しをしていると、気づけば1時間も時間がたっていた。若者パーティーを見送り、私た
    ちも行動開始する。途中、方向を間違えてしまったが、すぐに気づいたので修正し進む。意外と今夜(2日
    目)の幕営地は近かった。
     丁寧に、整地する「今までで一番平らかも!!」と意気揚々に幕営したら、少し小さかった・・(がっか
    り)。整地拡大して幕営する。本日は、馬刺しと馬鍋で乾杯する。石川さんによる刃の研ぎ方やガスバ
    ーナーの手入れの仕方、冬山の歩き方等々、真面目な話しもあれば、おちゃらけた話しもありと、楽しい
    時間を過ごした。夜もふけってきたとき、事件は起きた。酔っ払いの石川さん、鍋のお湯をこぼし、お湯
    が私の足へ・・佐藤(尚)さんと金井さんは、冷やしたり拭いてくれたり素早い対処してくれました。おかげ
    で、火傷にならなくすみました。そして就寝。

    
 2月12日 雪→くもり
     朝、テントの雪下ろしをする。昨夜で10㎝くらい積もったようだ。時折、麓から除雪作業の音がする。コー
    ヒーを飲んで、定番の朝ラーを食べて下山する。来年は、違うルートで和賀に登頂することを誓う。庁舎に
    行く前に、登り口を偵察してから庁舎に車を取りいき、真昼温泉で暖まり、地元のオセンスーパーでお土産
    を買って解散。



     見出し
 ~~冬山登山山形百名山甑岳/往復東沢公園から~~
     ・・・初日快晴・長い樹林帯を抜け//稜線・村山平野を一望//山頂で幕営・・・
      
     ~~5.5時間の登り***下り・3時間で東沢公園へ~~

        期  日  2018/2/3(土)~4(日)
       山  域  甑岳(1016m)・・・山形百名山

 
                                   2/4山頂広場で
       日  程
         
**2月3日
              8;00/8;30東沢公園~9;30/9;40登山口(跳木
             場)~10;35馬立沼通過~11;40/11;50幕井分
             岐点~14;00山頂(幕営泊)
         **2月4日
             9;10甑岳山頂~10;10幕井分岐点~11;15林
             道終点のダム下~12;00東沢公園駐車場⇒「小松
             の湯」(入浴)・・”伊勢蕎麦”(昼食)・・14;00解散

      参 加 者  CL佐藤(辰)、吉田(勝)、遠藤(敏)、渋谷、木村(裕)、
             石川、佐藤(尚)、吉田、矢嶋(岳友)、
・・9名

      記 録 者  文~吉田   写真~佐藤(尚)、木村(裕)


      2月3日(土) 晴れ
      今回の山行は、山形百名山「甑岳」。1月予定の山岳会新年会が参加者少なく大雪のため中止となっ
     ていたため、新年会も兼ねての山行となる。放射冷却でマイナス11℃の中、集合場所である東沢公園だ
     が、2カ所にわかれて集合してしまった。除雪最終地点に全員集まったのは、時間通り8;00、会長はじ
     め今年初顔合わせのメンバーもいて、新年の挨拶を交わしさっそく準備に取り掛かる。
      今回の参加者は、渋谷会長を筆頭に佐藤(尚)まで年の差40歳、平均年齢60歳の男だけの集まりと
     なった。足もともそれぞれで、スキーが佐藤(辰)・佐藤(尚)、ワカンが渋谷会長・遠藤(敏)、スノー
     シューが石川・志田(勝)・木村(裕)・吉田・矢嶋(この時点で岳友、夜の宴会で会員になる)の9名、こ
     の山にスキーで大丈夫か?という意見も出てきたが、登りも帰りも難儀を強いられることとなる。
      準備を済ませ集合写真を撮り8;30出発。まずは、登山道取り付きまで林道歩きとなる。途中、体温調
     整のため何度か休憩を取り、登山口(跳木場)までの1時間の間を要した。ガスも薄れ太陽も出て気温も
     上がってきた。グループ山行では、3週連続で敗退・中止を余儀なくされているため、今日の登頂に期待
     も膨らむ。
 
 
      ここで休憩を取った後、9;40いよいよ杉林へと足を進める。幾度か沢があり高低差もあるためスキー
     2名は苦労していた。ピンクテープがきちんと巻かれ迷わず進むが、GPSに目をやると国土地理院の地
     図の登山道から少しずつ離れていっている事にきずいた。立ち止り、コンパスとGPSで確認するが、遠
     藤(敏)さんが前に登った時の軌跡と同じルート上にいると言う事とピンクテープ、踏み跡もあるのでその
     まま進む事にした。
      10:35馬立沼通過。もうすぐ84歳になるとは思えない会長は少し遅れるも、しっかりした足取りでゆっ
     くり歩いている。さすがだ!(皆感心)。垂直に伸びる杉からの爆弾)(枝雪)に注意しながら高度を上げ
     て行くと、その杉の高さも随分低くなり始めたころ視界が広がり栗林へと出た。その先には、青空ト稜線
     も見え始めた。
      11;40、幕井分岐点でもある稜線に到着。今日は、すばらしい天気にも恵まれ、360度ノ視界が広
     がっている。鳥海山や村山葉山、その後ろに月山・朝日連峰・蔵王連峰~二口山塊~船形山まで見渡
     せ、眼下には山形盆地が、麓である村山市をはじめ東根市や河北町、天童市、さらに奥には山形市の
     霞城セントラル、さらに上山市の高層マンションまで見えていた。
      大休止を終えると、実はここからが今日の真骨頂であった。分岐点から見上げる目の前の小ピーク
     への急登は、高低差もあり一番の難所となった。東側が切れ落ちていたが雪屁は、それほど大きくは
     張り出してはいない、西側の斜面にルートを取りながら、崩れる雪を一歩一歩慎重に進めていく。ここ
     で一番難儀したのがやはりスキー2名だ。シールをつけて果敢に挑戦したがあえなく敗退、スキーを外
     しツボ足で登りきった。
      全員無事通過したが、山頂はまだまだ先である。快晴の長い稜線歩き、更に展望が開け遠望を目
     に焼き付けながら、いくつかのピークを超え、14;00、樹林帯の間に開けた山頂広場へ到着。ある
     はずの最上徳内の記念碑や道票は、雪の下でなにもない。白く大きい平らな場所に出てGPSで高度
     を確認1016m、(1015.5m)今日のテン場をここに決定。
      さっそくテント設営作業へ取りかかる。山頂は、ほぼ平らでブナの樹林に囲まれ風も当たらないいい
     場所を確保出来た。今日は9人のメンバーなので、大1+中1を張る。ただ、山行のサブタイトルにあ
     った「山頂から夜景を見ながら新年会を兼・幕営・・・」は、ブナ樹林からわずかに漏れる灯りのみとな
     った。
      お年を召した方4名が中テントへ、若い??順5名が大テントに分かれることにした。手際良く設営
     が完了、大テントの中で準備万端で待つも、お年寄りチームが中々来ない。はやる気を抑えようやく
     皆が揃い、会長の音頭でカンパーイ!。新年会を兼ねた山頂での宴会が始まった。
      今日は、2/3節分ということもあり、各自持ち寄った豆類のつまみからスタート。モンゴル土産のチ
     ーズ(美味)や漬物などメインの鍋にいくまで随分とペースも上がり、自然水・軟水・硬水・葡萄水など
     順調に空けていった。メインの塩ちゃんこ鍋?も、あっという間に2回(2鍋)分もたいらげた後、お年
     寄りチームは就寝の準備に戻って行った。
      その後、石川さんが突然「しょっぺい!」と言い口から何か吐き出した。よく見ると鍋キューブの固形
     (塩)だった。飴と間違って舐めたらしい。60を過ぎ少しボケてきたのか酔っ払い過ぎたのかは今後
     の動向に注目しよう(笑)・・・眠くなりシュラフに潜り込んだのは何時だろう?・・・。

      2月4日(日) 曇り
      6;15起床。外に出るとうっすらと雪が積もっていた。湯を沸かしコーヒーを飲み朝食の準備をする。昨
     日の残りのスープにウドンとラーメンを同時に入れ込み、汁の一滴敵も残すことなく完食した。各自、下
     山の準備に取り掛かり、テントの撤収とスムーズに時間が流れ、全員で記念写真を撮した後、9;10に
     下山開始。
      スキーの2名は、少し先まで登り返しがあるのでシールをつけたまま出発した。いよいよ急降下となりス
     キー隊が先行して下っていく。稜線上は快適に下っているようだ。スノーシュー・ワカン隊も、昨日のトレー
     スが残っており順調に高度を下げて行く。
      下り始めはガスで回りは真っ白だったが、900m地点を過ぎる頃からガスも薄れ、時折下界の町も見え
     てきた。昨日苦労した急登部も、足跡がしっかり固まり問題なく下られた。10;10幕井分岐点で一休みし
     ながら、今回の甑岳登山に皆満足したようだった。
      わたしと今回参加した矢嶋にとっては、自宅から毎日見ている山である。夏場であれば日帰りの山であ
     るため、少々なめていた部分もあったし、その他のメンバーも1016mの里山と侮っていた。重荷もある
     が登り6時間弱の行動時間、もし稜線上で吹雪けば、幕井分岐下の栗林で撤退を余儀なくされたかもしれ
     ないない、予想以上にしっかりとした冬山であった。
 
      稜線から栗林へと下り、杉の爆弾(枝落雪)地帯へと静かに歩を進めた。この辺りからスキーの跡が確
     認出来てきた。杉の間隔や地形などから華麗なターン跡はなかった。後で話を聞くと快適だったのは最
     だけで、それなりに転んだり樹に突っ込んだりと難儀したようだ。それでもスキーの下りは早くスノーシュ
     ー隊の1時間(所要時間2時間)も早く駐車場へ着いたらしい。
      11;15、林道終点のダム下で2回目の休憩。冬場の林道歩きを延〃、12;00無事全員、東沢公園駐
     車場まで下山、握手を交わし成功を喜んだ。(所要時間は約3時間)
      まずは、東根温泉の小松の湯で汗を流し、帰りは新年会恒例の蕎麦会食である。毎年、日暮沢小屋か
     らの西川町だが、今年は村山ということで悩んだ結果、東根にある”伊勢蕎麦”にお邪魔することに、人気
     店でちょうどお昼時でもあるため混雑しだいぶ待ったが、お目当ての「もり天」にありつけた。5名ほど大
     盛りを食うも、堅い蕎麦と堅い天ぷらに苦戦していたが、さすが人間も堅い山屋である、ぺロっとたいらげ
     大満足!ごちそうさまでした。。。14;00解散。またの再開を誓い各自家路に着いた。



 見出し
 ~~グループ登山新潟/二王子岳・南俣集落から~~
          ・・・1350Mくらい・ガスと強風でホワイトアウト/今回はここまで・・
         ~~宿泊地の一王子避難小屋//ジャンボと女性用のテント2張~~

      期  日   
2018/1/20(土)~21(日)
      山  域   二王子岳(1420m)~新潟県/飯豊連峰

 

      日  程
          
**1月20日
              南俣集落集合7;50~二王子神社9;15/9;25~
              独標12;00/12;10~油こぼし13;00/13;10~
              標高1360m付近13;30・・ホワイトアウト・・下山開
              始~一王子避難小屋15;00(泊)
          **1月21日
              一王子避難小屋9;40~二王子神社10;40~南俣
              集落11;20//解散

      参 加 者  CL金井、SL田村、石川、木村(裕)、佐藤(尚)、橋本、坂本、
             大江(祐)、中川、守口、吉田
・・11名

      記 録 者  文~守口   写真~佐藤(尚)、木村(裕)、橋本


      1月20日(土) 曇り 林道の駐車場にビックリ!車が沢山
      今回は、東京や山形、福島、そして地元の新潟組と各方面から総勢11名の参加となった。東京組3名は
     夜行バスで新潟駅に早朝に着く。待ち合わせていた地元参加の田村さんの車で、集合場所の南俣集落に
     向かう。林道の駐車場に来てビックリ!車が沢山とまっていて、二王子岳は地元の人達(?)に、かなり人
     気の山とわかった。
 
 
      全員揃ったところで出発する。約 一時間強林道を歩き、二王子神社に着く。積雪は40~50センチくら
     いで、取りあえずツボ足で先行者のトレースを行くが、途中でもぐり始めたので、それぞれ、スノーシュー、
     ワカンを着け、上を目指す。視界は悪くない!、五合目の独標(定高山)994Mで休み、さらに上へと向
     かう。
      稜線上に出ると、日本海が間近なため、風が強くなる。さらに登ると、複雑な地形になり、樹林帯を抜け
     ると所々に赤布やポールが出てくる。やはり、天候が悪化すれば迷いやすいのだろう。急登になり、スノー
     シューは意外と苦戦をする。急登はワカンの方が楽だ!。油こぼし手前では、曇天ながら頂上の小屋も見
     えたが、海側からの風が一段と強 くなり、雲行きも怪しくなってきた。
      1350Mくらいから、ガスと強風で、ホワイトアウト状態になる。明日の天候は、さらに悪くなる予報な
     の協議の末、CLから今回はここまでと、下山にかかることにするが、やはり簡単には下山が出来ず、
     後方ら右に寄りすぎと指摘され、15メートルほど左にトラバースして修正をして、事なきを得た。
      雪まじりのブリザードで、少し前に通ったところもトレースが消えつつあった。林帯に入り一安心、今
     日の宿泊地の一王子避難小屋まで一気に下山。14時30分着。入り口は、雪に埋もれてなく、少しの
     除雪で小屋に入れ、整理をしてから、ジャンボと女性用のテントを2張りを張る。
 
 
      時間はたっぷり、早々に大宴会となり、つまみは青森県産の馬刺しやホタテ、ホタテの貝ひも。夕食はま
     たまた秋田の比内地鶏がたっぷりのきりたんぽ鍋、何とも贅沢である、美味しかった!。話は尽きず、23
     時頃まで飲んでいた。

      1月21日(日) 曇り 
駐車場まで約1時間30分
      翌朝は、7時起床、モーニングコーヒー後、昨日の鍋にうどんを入れ、これも美味しくいただいた。テント
     は、外ではないのでスムーズに撤収が出来、後片付けをし、駐車場まで約1時間30分くらいて下山した。


 見出し
  ~~グループ登山厳冬の利尻山/南稜~北稜~~
       ・・・ロープを引き抜き・退路は絶たれ/山頂を越えるほか帰る道は無い・・
     ~~北陵下降・北海の荒法師と呼ばれる烈風/ゴーグルは一瞬で凍りつく~~

      期  日   
2018/1/1(月)~8(月)
      山  域   利尻山(1721m)~北海道/利尻島

 

      日  程   1/1  09:15フェリーターミナル~15:45林道400m付近
              1/2  06:30~14:30南陵1200m付近
              1/3  09:30~15:30大槍直下
              1/4  07:00~17:00P1付近
              1/5  07:00~15:30バットレス這い松テラス
              1/6  06:30~長官山付近16:30
              1/7  03:30~09:00フェリーターミナル(夕方に利尻~
                  稚内へ移動、稚内から夜行運転)

              1/8  新千歳空港~仙台空港

      参 加 者  C飯澤、渡辺(岳友)・・・2名(k2登山予定者)
      記 録 者  
文~飯澤  写真~飯澤


     「冬の利尻」…。冬山に登る者にとって、この言葉は、独特な響きを伴って聞こえる。標高1721m、北の
    外れの海上(島)に聳える独立峰。一時も安定しない天気、岩や灌木に張り付いたエビの尻尾、ナイフリッ
    ジや支点をとりづらい岩壁、北海の荒法師の呼び名を持った強烈な風。山の厳しさは、高さでは測れない
    事を改めて感じた7(8)日間の山行となった。


    1/1 曇りのち雪
     稚内より無事出発したフェリーを降りて、いざ出発と思って外に出るが、タクシー、バスは正月休み。「タ
    クシー代が浮いた」と強がりを言いながら、18km車道を歩き鬼脇の集落より林道に入る。堰堤新設中の
    工事現場付近を、初日の泊まり場とした。

    
 1/2 曇り時々風雪
     斜面に取りつき、尾根に上がって高度を上げていくが、700m付近より風も出てきて視界も悪い。この標
    高でこの風雪では、先が思いやられる。1200m付近から、地形も複雑になり、下降できるかどうかを偵察
    したり、視界が良くなるのを待ったりしながら慎重に進む。
     風雪によって視界も悪いため、懸垂下降は明日にして泊まりの準備をすることにした。雪洞を掘ろうとし
    たが、藪にぶつかり半雪洞となった。逃げるようにテントに入ったは良いが、降雪によってテントが押され、
    除雪と睡眠を繰り返すことになる。

     
1/3 曇り時々雪
     いよいよ尾根も痩せて雪陵、岩場等で複雑な地形になってきた。地形図には書かれてないアップダウン
    もあり、懸垂下降やクライムダウンを交えながら大槍基部を目指す。簡単な雪壁のセクションでも、絶えず
    雪崩の心配もあるため、ロープは外さず前進する。サラサラ雪で踏んでも固まらず大変だ。
 
     細い雪陵にキノコ雪が乗っかっている場所では、片手にアックス、もう片手にスコップというスタイルで除
    雪しながらロープを伸ばす。大槍基部は、豊富な雪が乗った雪壁となっていて立派な雪洞を掘り、その中
    にテントを張って最高の条件で寝ることができた。(寒気、風雪が厳しい利尻ではなるべく雪洞を掘ったほ
    うがいい)
     予報では、4日と5日の天気は悪くないようだ。上手くいけば、5日には山頂を越えて下山できるかもしれ
    ないねと渡辺さんと話していたが、そう簡単にはいかなかった。

     
1/4  曇り時々雪
     大槍は、右のルンゼを登った。リードは渡辺さん、支点をとれない悪い壁を20mランナウトしながら精神
    力で越える。バンドをトラバースして、P2とのコルに出た。P2へ不安定な雪陵を登ると、圧倒的な存在感で
    P1、バットレスが聳え立っている。イメージしてたより迫力があった。P2では、灌木を掘り出し二回の懸垂
    下降。ここが噂のP2の懸垂下降。ここでロープを引き抜いたら最後、ここからの撤退は、ほぼ不可能と言
    われている。
     なるほど、見上げると薄被りのボロ壁と固雪の張り付いた灌木が登り返すのをこばむように立ちはだか
    っている。ロープを引き抜き、我々の退路は絶たれた。(そもそも、ここから撤退して往路を戻る事も相当
    大変だと思う…)
     これで、進むか退くかの判断をする必要はなくなり、山頂を越えることでしか帰る道は無い。退路が無く
    なったことで強いストレスを感じたが、そのストレスをエネルギーに変えP1へのルンゼを空身で登り、懸垂
    下降、ユマーリングにてザックの荷揚げをし、真っ暗な中テント設営。厳しい寒さのため、うたた寝程度の
    夜だった。私の化繊シュラフは大丈夫だったが、渡辺さんのダウンシュラフが氷ついていた…テントシュ
    ーズも氷ってる…(この時の渡辺さんはとても寂しい顔をしていた。)

     
1/5  曇り時々雪
     朝イチでバットレスに取り付く。谷から岩壁をかけ上がる。風が吹いてまつ毛が凍るが、空は明るく視界
    もある。「よし、行ける!」・・ロープを結びながら声にだして、自分たちに言い聞かせる。
       
 1ピッチ 簡単な雪壁を越えチムニーの下までトラバース。
        2ピッチ 空身でチムニーを直上して岩、氷、エビのしっぽのミックス壁を登る

     このピッチでの滑落は許されない。垂直のチムニーの下には、鋭い岩が飛び出していて滑落すれば激突
    するのは間違いない。大怪我をしても撤退は不可能、ヘリも当てに出来なため、深刻な状況に陥るだろう
    と予測される。
     まともな支点はとれず、凍った草つきにイボイノシシやアイスフック、ナッツで支点を取り、ハイマツのテ
    ラスへ。懸垂下降してザックの荷揚げをする。バットレスでは、トップは悪い支点に耐える精神力を問わ
    れ、ビレイヤーは耐寒力を問われる。ビレイする者にとって、この風は死活問題だ。
       
 3ピッチ凹状の壁をエビの尻尾を叩き壊したり、ホールドにしたりしながら登る。
     時間も気になってきたので、ロープをフィックスして泊まり準備をすることにした。急な雪壁を削り何とか
    テントを張るが1/3位は空中にはみ出てる。落ちたら西壁側に何百メーター落ちるか分からないのでセル
    フビレイを取り座って眠る。

     
1/6  曇り時々晴れ 昼から風雪強
     真っ暗な中テントを撤収し、昨日のフィックスをユマーリングで登りバットレスを越える。この先はS字状
    ルンゼをたどり、南峰を目指す。この日のうちに下山したい思いもあったため、。同時登攀で先を急こと
    にする。60mロープで2ピッチ分位だろうか。
     フィナーレを飾るに相応しい綺麗な雪陵から、南峰を1ピッチ登る頃には太陽が輝きだして疲れを忘れ
    させてくれる。難所を越えた喜びも手伝いテンションが上がり、ここぞとばかりにシャッターをきる。懸垂で
    南峰を降りて本峰に向かい、厳しいのもここまで、あとは北陵下降のルートファインディングだけ気を付け
    れば大丈夫だ。二人ともそう思っていたが、利尻山は最後まで楽はさせてくれないようだ…。
     北峰に着く頃には、猛烈な風雪となった。北側に出てきたことで、まともに風が当たるからなのだろうか。
    北海の荒法師と呼ばれる烈風の前では、風避けのサングラスやゴーグルは一瞬で凍りつき用をなさない。
    仕方なく裸眼になるが、まつ毛が凍りつき目が空かない。
     ブリザードによって、完全なホワイトアウト。尾根がはっきりしないためGPSを起動、現在地を確かめな
    がら慎重に下った。これはヤバイ。二人ともそんな顔をしていたに違いない。雪洞ビバークも考えたが明
    日以降の天気、残りの燃料を考えるとそれもリスクが高かった。標高をなるべく下げて泊まり、明日暗い
    うちから下山を開始して9;00のフェリーに乗る作戦をたてる。全く衰えない風雪の中、なんとか長官山付
    近にたどり着き泊まり準備をする。「やっぱ利尻だね」・・・。
     4日目頃から、我々はこの言葉を使うようになっていた。楽観は、通用しない、天気予報より基本悪い、
    予備燃料までも使いきるような状況のなかで、気持ちを落ち着かせる魔法の言葉。そう、利尻だから仕
    方ないのだ。ちょっとクライミングがうまいとか、ちょっと体力あるとかでは通用しない、何か、精神的なも
    のが問われる山。

     
1/7  風雪のち曇り
     3;30に出発。真っ暗な中ヘッドライト行動だが、昨日のブリザードより視界が良いようだ。明瞭な尾根
    に乗るとペースもあがりぐんぐん標高を下げていく。700mあたりまで来ると風も無くなり、暗闇の中に街
    明かりが見えた。山行中で一番嬉しい瞬間だった。
     あとは、9;00のフェリーにのれれば作戦成功の予定だ。最後の力を振り絞り樹林帯を抜け、町へ向
    け雪に埋まった車道を歩き、人気の無い町を通りぬけフェリーターミナルに到着。が、残念なことに目の
    前でフェリーは出港してしまった。「やっぱ利尻だ」・・。最後まで思ったようにはい



 見出し
  ~~グループ追悼登山北俣山/朝日連峰最西端~~
        ・・・故・遠藤博隆さんが計画した/朝日連峰東西南北端・最後の山・・・
    ~~蟻の戸渡・両脇200m以上切れ落ち/撤退指示・今回の最終地点に~~

      期  日   
2018/1/6(土)~8(月)
      山  域   北俣山(979m)~朝日連峰

 

      日  程
          **1月6日
              8:00山熊田集落集合8:30~12:30剛造山(636m)
              ~15:00幕営地(760m付近・泊)
          **1月7日

              幕営地6:20~7:00蟻の戸渡撤退~7:30テント撤収
              8:30~14:00幕営地(泊)
          **1月8日
              幕営地9:00~9:30山熊田集落⇒さんぽく生業の里・・
              ・・・解散

      参 加 者  CL木村・SL佐藤(尚)・橋本・滝田・石川・・・5名
      記 録 者  文~石川  写真~佐藤(尚)・木村(裕)・橋本


     西川山岳会に多大なる貢献をした重鎮・故遠藤博隆さんが、去年の12月に永眠されました。る北俣山
    登山は、2015年に故遠藤(博)さんが計画した、朝日連峰東西南北の最西端に位置する山で、これま
    で最北端の湯ノ沢岳と最東端暖日山、最南端荒沢岳の頂に立っている。
     北俣山は、最後に残された山であり、今回、故遠藤(博)さんの遺志を継ぎ、追悼登山としてグループ
    有志で登ることになった。

     
1月6日(土) 曇りのち風雪 山熊田集落スノーシェッドに駐車
     8;00に、山熊田集落に到着。集落手前にスノーシェッドがあり、冬の間地元の方は、ここに駐車してい
    るようだ。我々も橋本車と佐藤(尚)車の2台を止めさせていただいた。ここは、とても雰囲気がいいところ
    だった。奥山の中に開けた場所で、集落を巻くように浅く広く澄んだ山熊田川の水が清らかな音を立てて
    流れている。
     夏は、イワナ釣りなど楽しめるだろう。とても自然豊かで住みやすい印象を受けた。この村の名前の由
    来は、山と熊と田んぼの3つが村の生業にとても重要だから付いた名前だと云われている。村内は消雪
    路で、村はずれからの林道は、だいぶ先まで除雪されていた。途中会った地元の男性の話では、冬に北
    俣山に登る人はいないそうである。
     1Kmほど山熊田川沿いの林道を歩き、植林された杉林の標高170m付近から尾根に取付く。深雪と
    いきなりの急登でなかなか進まない。トップのCLが腰まで埋まり進めなくなると、後ろのSLがすぐさま「ど
    けっ!・・・」となかなか手厳しい。このGPSルートは、生前遠藤さんが作ったルートで、意思を尊重し、な
    るべく忠実に登ることにした。
     しばらく登ると、尾根を横切る作業道にでる。雪も深く尾根もかなりの急登のため、楽をして作業道を
    むことにした。ところが、途中作業道が左右にわかれ、南に進むところを西に進んでしまう。間違いに気
    づきそこから別の尾根に取付き剛造山に続く本来のルートに戻った。
     標高は低いが、見渡す限り360度、山・山・また山である。ウサギやリス、狐など小動物の足跡が無
    数にあり、生態系が豊かな山域だということがわかる。尾根に上がると、どんどん気温が下がり、だんだ
    ん風雪になってきた。海も近く谷も急峻な為、西風が一気に噴き上げてくる地形で、標高は低いがすで
    に雪庇が大きく成長していた。
     12:30、剛造山636mに到着。視界不良で回りの山々を確認することはできない。初日予定していた
    標高789mの幕営地まで半分のところまできたが、ここから先は、8回もの登り返しがあり、1か所の難
    所が待ち受けている。剛造山から一気に急尾根を下り、また上り返しの連続だ。2時間ほど進み、当初
    計画の幕営地までは無理と判断、標高800m地点にテントを張ることにした。

     綺麗なブナ林の中に、ちょうど馬蹄形の風よけがあるところにテントを張り快適な幕営地となった。故
    遠藤(博)さんにもカップを用意し、好きだった自然水・アサヒスーパードライと落花生を供えでまずは献
    杯!。今日の食担当は、橋本さんで筋金入りのこだわり素人料理人だ。今の鳥団子の味になるまで10
    年掛かったという鳥団子鍋と大間産マグロの赤身と中トロに一同大満足。
     舌鼓を打ちながら生前の遠藤(博)さんの話題に盛り上がる。又、明日の行動は明るくなるのを待ち
    ながら早朝に出発し空身でピストン。多少遅なってもテントまで戻ってくることに決定。十分燃料を補給
    後、明日に備え就寝。

     
1月7日(日) 吹雪のち曇り 核心部で撤退
     4;00過ぎに起床。夜中の風雪でテントが狭くなり、滝田さんが外に出て除雪してくれた。朝食をとり
    明るくなるのを待って出発する。テントから出てみると結構雪が積もっていて、昨日のトレースは全くな
    かった。
     吹雪の中CLを先頭に出発。まもなく今回の核心部に差し掛かると、CLの足が止まる。その先は足
    元が見えない、崖のような急坂を20mほど下った先に100mほど続く急登の蟻の戸渡。幅は狭いとこ
    ろで1mもないように見える。しかも、両脇は200m以上切れ落ちていて雪のない時期でも這って登る
    ような地形に雪がのっかっているだけだ。一歩足を踏み入れれば間違いなく崩れ、転落する危険性が
    甚大だ。
     仮に運良く全員登れたとしても、下ることはできないだろう。しばらく検討してみたが、木村CLから撤
    退の指示が出て、ここが今回の最終地点となった。故・遠藤(博)さんがいつも言っていた「登れなかっ
    たらまた登ればいいんだ」という言葉を思い出し、ここを後にした。



     踵を引き返し幕営地には30分もすると到着。テントを撤収し下山することにした。登ってくるときは気
    が付かなかったが、ブナを抱っこしたブナや、枝の先端がこぶだらけのブナがあり、そのこぶが犬に見
    えたり猿に見えたり、いろいろな動物に見えるのが面白いと、滝田さんがはしゃいでいる。
     一晩で30cmほど積もった急斜面は、雪崩が怖い。一人ずつ間をあけて下った。交差する尾根の分
    岐のところに真新しいトレースがあった。まさか、今日誰かが登ってきたのかと思いきや、通ったばかり
    のカモシカのトレースだった。深雪になると、人間のラッセルとそっくりだが、蹄の足跡がくっきりと残っ
    ていた。次第に青空が見え始め、気持ちのいい下りになってきた。
     林道まで下りてきて、「冷たくておいしい!」沢水の採れる平らな場所にテントを張った。今日の食材
    は馬肉鍋&馬刺し、これがまた旨い!・・・しょっちゅう馬を食べているから橋本さんは馬並みに元気が
    いいんだねと、皆からいじられる。ここは山熊田集落にも近いため、遅くまで盛り上がった。夜、テント
    を出てみると、夜空に下弦の月が煌々と輝いていた。

     1月8日(月) 晴れ さんぽく生業の里を特別に
     放射冷却で、テントの中は昨日より寒かった。6;00過ぎに起床。コーヒーを飲み朝食をいただく。テ
    ントに日差しが当たり明るくなってきた。テントを撤収、9;00に下山開始。晴れた林道歩きがとても気
    持ちいい、ほどなく林道除雪地点まで到着。
     作業場の屋根の雪下ろしに来ていたご夫婦に、「さんぽく生業の里」は営業しているか聞くと今日は休
    業日とのこと。しかし、親切にも携帯で連絡していただき、特別に開けてくれることになった。「さんぽく生
    業の里」は、山熊田集落と山北地区の有志が集まり設置した交流施設で、休みにもかかわらず、わざ
    わざ近所の方がやってきて開けてくれたのである。中に入ると結構広く、しな織り機械が展示されてい
    た。2006年に安倍首相も訪れた時の写真が飾ってあり、今日開けてくれたお母さんも一緒に写ってい
    た。おかげで名産のおいしい赤かぶ漬けをゲットすることができた。スノーシェッド駐車場に戻り、みんな
    で握手を交わしここで解散となった。

     朝日最西端北俣山は、簡単には登らせてくれなかった。地形図を見るとそれほどでもないよう
    に思えたが、登ってみると、やはりここは朝日連峰、奥が深く厳しかった。地形図には表れない
    複雑な地形があり、ルートファイングが試される山域でもあった。
     木村リーダーから、今年の秋に、今度は鶴岡側から登ってはどうかと提案があった。全員一
    致で、朝日連峰東西南北を必ず完結させようと誓った。故遠藤博隆さんからは、また来いよと
    云われたのかもしれない。


     見出し
  ~~年末年始登山南ア鳳凰三山縦走夜叉神の森~~
       ・・・苺平の標高2500mは樹林帯//テン場は雪が積もっているが20cm程度・・・
      
   ~~稜線は風が強い!・寒い!//お地蔵さんが並ぶオベリスクへ~~

        期  日  2017/12/30(土)~2018/1/2(火)
        山  域  南ア・鳳凰三山・・・夜叉神峠~南御室小屋~薬師岳(2780m)
                         観音岳(2840m)~賽の河原;鳳凰山・・・往復


 

      日  程
          
**12月30日
              白石(12:15)・甲府(17:30)
          **12月31日
              夜叉神の森(7:00)・夜叉神峠(8:20-8:40)~杖立峠(10:15-10:30)
              ~苺平(12:45-12:55)~南御室小屋(13:30)
          **01月01日

              南御室小屋テント(6;00)~薬師岳~オベリスク・・・往復・・・南御
              室小屋のテン場(14;00)
          **01月02日
              南俣キャンプ場(7:45)~夜叉神峠小屋(10:45)~夜叉神登
              山口(11:30)・・・帰路

      参 加 者  CL成毛、SL守口、木村(裕)、金井、押野(岳友)
              佐藤(尚)
・・6名

      記 録 者  文~佐藤(尚)、金井、木村(裕)  写真~佐藤(尚)


      12月30日(土) 曇り→晴れ
      正月の山行は、北アルプスが多かったが天候に左右されることが多く敗退が多かった。今年は、比較的
     天候が安定している南アルプスの鳳凰山縦走である。
      金井さんが、年末で大混雑のガソリンスタンド洗車でちょっと遅刻した以外は渋滞もなく、順調に走り甲
     府へ到着。甲府の町からは、明日登る鳳凰山や右に甲斐駒ヶ岳・左後には富士山が夕日に照らされてい
     た。守口さんと合流して温泉で汗を流した。山梨名物のほうとうを食べ、宿泊場所へ。登頂に向けた作戦
     会議&懇親会を経て早めの就寝となった。


      12月31日(日) 曇り→雪
      まだ暗い6時過ぎに、登山口に到着。登山口周辺には、雪はまったくない。出発前の集合写真をお巡り
     さんに撮ってもらってから出発。晩秋のような登山道を10分少々進むと、木村(裕)さんが突然「コンロのガ
     ス忘れたかも!!!」。誰もザックに入れた記憶はない。若い押野君が、空身で走って取りに戻ることに
     なった。

      ガスがなかったら乾き物しか食べられないし、夜も寒く、早めに気づいてよかった。夜叉神峠の手前は、
     少し凍結した箇所もあったが、寒さを感じる事もなく、自分は汗だくで夜叉神峠へ到着した。登山口での情
     報では午後から天候が崩れるとの事だったが、間ノ岳にガスが掛かっていたが、沢向かいの北岳や農鳥
     岳が白く輝いていた。
      しばらくすると、間ノ岳の雲も消えていった。夜叉神峠からは少し下ってから、小さいつづら折れの緩やか
     なダラダラとした登りが続き、展望のないのでしばらくは辛抱が必要だった。登山道沿いには大きなダケカ
     ンバがあるが東北で見るものとは異なる種のような出で立ちだった。サルオガセがそこら中の木々につい
     ていてこちらも印象的だった。
      杖立峠手前では、右側の後に富士山が見えるはずだったが巨大な笠雲の中だった。いつしか雪が降っ
     てきて木々の間から見えていた展望もなくなった。登りでも汗をかくことはなくなっていた。杖立峠からは、
     少し下ってから苺平までさらに長く延々と登りが続く。リハビリ中の成毛さんは、まだ本調子ではないため、
     休憩を入れながら共同食料などを分配して進んだ。
      南御室小屋までなので、急ぐ必要はない。苺平の標高は2500m近いが、まだまだ樹林帯の中で何の
     展望もない。苺平付近でも、雪はほんのわずかだ。ちょっと下ると、本日のテン場となる南御室小屋だ。
     思ったよりも長い下りに復路ではここを登らなければいけないと考えると、ちょっと複雑な気分だ。

      開けたところに出ると、そこは南御室小屋だった。テン場は雪が積もっているが20cm程度なので、スコ
     ップはなくても問題はなかった。実は車にはスコップは持って来ていたが、影のCL木村(裕)さんの判断で
     必要ないから置いていこうとの事だったので、スコップ係の3人は置いてきたのであった。雪はサラサラし
     ていて、地面は凍り付いているので貼り綱の固定に手間取ったが、15;00過ぎには準備完了。
      小屋の脇からは、南アルプスの天然水が出ているので水を作る必要がない。気温は低く自然水が凍り
     始めている人もいたが、無事乾杯となった。夕食は、牛肉600gを入れた鍋一杯の山形風の芋煮だ。各自
     持ってきた十分すぎるつまみや硬水・軟水・葡萄水で楽しい夜になった。

      30年1月月1日(月)  晴れ  6;00前。アイゼンを付けて・ヘッドライトを点け
     4;00、起床。前夜の風が嘘のように、静かな朝。早速昨日の鍋の残りでうどんを煮て、朝ごはんにする。
    初日の出を見るためにも、早く出なくては。準備を整えて出発したのは、6;00前。アイゼンを付けて、ヘッ
    ドライトを点けて、夏道をそのまま上がっていく。

     前日から調子の悪かった成毛さんが遅れ気味ながら、森林限界を超え、展望の開けたところに日の出
    前に到着した。東に富士山と赤らむ空、西に白根三山の白い稜線がくっきりと見える。風が強い! 寒い
    !・・フリースを着込むためにほんの少し手袋を外しただけなのに、指先がきんきんと痛む。
     初日の出は、7;00頃。正月山行でこんなに晴れたのは初めてだ。きれいに朝日が登っていく。日本海
    側との落差に何か納得がいかない…。動いていないと死にそうなので、先を急ぐ。ここからは稜線歩き。
    難点は風に飛ばされそうになるぐらいで。新しくなったばかりの薬師岳小屋を過ぎ、薬師岳へ到着。雪の
    吹き溜まるような場所で、真っ白い雷鳥2羽に遭遇した。かわいい。意外にも、押野さんが一番はしゃいで
    写真を撮りまくっていた。

 
     稜線で楽だと思ったら、各山頂までいくつか登り下りがあった。なぜか力が出ない。足が重い。私(金井)
    と尚さんは「高山病か?」なんて言いながら、ゆっくり進む。先日までネパールに行っていた守口さんは、メ
    ンバー最年長とは思えないほどさくさくと歩いていく。きっと、高度順化を済ませているんだ…。
     今回の山行でもっとも高い観音岳2840.7mを超え、地蔵岳の岩稜が迫ってくる。このあたりで、成毛さん
    が引き返すことに。残り5人で先へ進む。赤抜沢ノ頭からいったん下り、お地蔵さんが並ぶオベリスクへ。
    地蔵岳までの道はないらしい。記念写真を取って早々に戻りはじめる。
     帰り、力の有り余っている押野・木村(裕)・守口が赤抜沢ノ頭まで上がらず、トラバースを決行。やはり、
    かなり雪が深く難儀したらしい。私にはそんな気力がない。もと来た道を戻る。風はまだ強いが、気温が上
    がってきた。途中まで皆ばらばらだったが、成毛さんにも追いつき、のんびりとテン場を目指す。雪山とい
    うより、普通のハイキングのような感じ。
     南御室小屋のテン場には、14;00前には到着していた。登頂のお祝いと新年のご挨拶に、自然水で乾
    杯!なごやかに時間は過ぎ、今夜の鍋は「サバ缶キムチ鍋」。クライミングをやるメンバーが多いことも
    あって、話に上るのはクライミングのことが多い。そして、故・遠藤(博)さんのことも。ときに笑い、ときに
    しんみりと、就寝の時間を迎えたのであった。


      1月月2日(火) 快晴
     6;00、今日は、下るだけなのでゆっくりと起床。お湯を沸かしコーヒーを啜りながら目を覚ます。昨晩の
    鍋の残りに、しめで食べるはずだったうどんを入れて朝食の準備に取り掛かる。話題は、下山後のお風呂
    と昼食に切り替わっている。
     7;45、テントを撤収して2日間お世話になった南御室小屋を後にする。天候は、昨日に引き続き快晴。
    北岳から続く南アルプスの山々が良く見渡せる。前々日、登って来たルートを引返す。登山道は、雪も少な
    くツボ足でも十分下山可能であった。日帰りなのか、小さいザックの登山者と多くすれ違う。
     10;45、夜叉神峠小屋に到着。小屋前の看板を取り囲み記念撮影を行う。夜叉神峠小屋からは、雪も
    なく晩秋登山の様相であった。つづら折りの急坂が見えてきたら登山口が近い。11;30、夜叉神峠登山
    口に到着した。

     弱い冬型の気圧配置を狙って企画した鳳凰三山、予想が的中し、登山日和の2日間となった。今年の
    幕開けに相応しく幸先の良い山行であった。下山後は、芦安温泉で汗を流し、圏央道で渋滞に巻き込ま
    れたが一時間遅れの23:00に、白石に到着し解散となった。