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  R2蔵王仙人沢アイスクライミング2/8~9   G登山/白森沢渡黒伏山2/1~2  G登山/厳冬の鳥海山へ1/25~26   R2新年会/日暮沢避難小屋1/48~19   G登山・奥羽/冬の翁山
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山行き報告
                       報NO 037 (2020/1/1~2020/6/30


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 ~冬山訓練・蔵王/仙人沢・アイスクライミング
      ・・まずは・佐藤(亜)さんが糸滝に取り付き//
           //重力を感じさせない軽快さでロープ設置・・

         ~~筆者・垂壁にチャレンジ・全く歯が立たず//
                   //女性陣・パワフルで活き活きと
~~

   期  日  
2020/2/8(土)~9(日)
   場  所 
 蔵王/仙人沢

 

   日   程
     *¥2/8**)
        8:00ライザスキー場駐車場→9:00第2リフト終点→9:50仙人
        沢右又沢・発16:00→17;00幕営地ライザスキー場駐車場(泊)

     *2/9**
        8:30幕営地→9:20第2リフト終点→10:20・1590m地点→
        10:45避難小屋(休憩)→12:40ライザスキー場駐車場・・解散

   参 加 者   CL佐藤(辰)、佐藤(亜)、滝田、大村、石川(慎)
          、伊藤(尚)・・・計6名


   記   録  
文~伊藤(尚)  写真~佐藤(辰)、伊藤(尚)


   2/8(土) 
   今年は、異常とも思える暖冬・少雪で冬らしくない日が続いていたが、ようやく寒気が入り込み、
  ここ数日はこの冬一番の寒さとなった。まさに、冬山訓練に相応しい条件が整った。訓練というか
  らには、滑落停止や雪洞作りなどを想像していたのだが、一日、がっちりアイスクライミングを行う
  ということで、初っぱなから面食らった。しかし、アイスクライミングにはずっと憧れを抱いてきたの
  で、千載一遇のチャンスとばかりひそかに闘志を燃やしたのだった。
~~~~~
   CLの佐藤(辰)さんと早めに到着、まもなく石川(慎)さん・滝田さん・佐藤(亜さん・大村さんが到
  着した。女性陣はアイス経験者、一方事務局長を除く男性陣はアイス初心者ということで、終始圧
  倒されながら出発準備、リフトに飛び乗った。
 

   朝は、思ったほどの降雪はなかったが、冷え込みは厳しく、リフト2本も乗ると指先が冷たくなっ
  てくる。リフト終点を左上し平場に出ると、仙人沢への降り口に取り付く。この日も、複数パーティ
  が仙人沢へ入るので、ご一緒させていただく。
 
   ここからは、標高差100m以上の急坂を一気に下るので、滑り落ちないように慎重に歩く。やは
  り少雪の影響でヤブが目立ち、ところどころ沢が埋まりきっていない。目印として、ピンクテープも
  あるが、まばらなので、行き慣れている女性陣のルートファインディングに従う。沢まで下りきり上
  流へとトラバース気味に登りつめると、青く透きとおった氷柱が迫力ある姿でそびえたっているで
  はないか。その圧倒的なスケールには写真を撮ることも忘れ、しばし驚嘆の声を上げるしかなか
  った。
 
   女性陣は、手際よくハーネスを装着し準備に取りかかる。佐藤(辰)さんは、今回は監督というこ
  とで、次世代の活躍を保護者のように温かく見守ってくれていた。まずは、佐藤(亜)さんが糸滝に
  取り付き、まるで重力を感じさせない軽快さで、ロープを設置してくれた。あまりにも簡単そうに登
  るものだから、きっと簡単だろうと勘違いしてしまったが、後ほどこれが大きな誤りであることに身
  をもって思い知ることになる。
 
   トップロープ設置後、滝田さん・大村さんが次々とウォーミングアップがてらひょいひょい登ってい
  く。男性陣も、遅れをとるまじと、まずは石川(慎)さんが取り付き、しっかりと上まで登り切る。完
  登して涼しい表情に見えた石川(慎)さんだったが、「腕パンパンっす」の一言。続く伊藤(尚)も取
  り付くが、アイゼンは刺さらない、ピッケルを握る手がムダに力んでパンプするわで、時間をかけ
  てようやく完登。難しさを実感する。
 
 
 
   こちらはスラブだったから何とかなったが、続く垂壁にチャレンジすると全く歯が立たず、力なく
  落っこちる有様だった。とにかく、女性陣はパワフルで活き活きとアイスを楽しんでいた。そうこう
  しているうちに、あっという間に時間は過ぎ、ばんかた近いので、各々本日の登りに満足しつつ急
  登の帰路についた。
   
   下山が登りというのも珍しい。日中に降り続いた雪も止み、いつしか下界が見渡せるようになっ
  ていた。駐車場に着くと、本日日帰りの佐藤(亜)さん・大村さんに別れを告げ、テント設営の準備
  を行う。ロープ設置に回収に、道具を貸してくれたりとありがとうございました。
   除雪の邪魔にならないようにと吟味した末に、除雪車で押し上げたデブリから数メートル離れた
  カラマツ林の下に幕営。事務局長自ら準備してくれた食材と、全く抜けのない完璧な調理道具の
  もと、自然水で乾杯!・・・数々の伝説に一同盛り上がり、おいしい鍋に、自然水もすすみ夜も更
  けていくのであった。

   2/9(日) 雪のち晴れ
    3;30、除雪車の音に目が覚める。道路の除雪だろうか、音は遠くに聞こえる。5;00過ぎ、つ
  いに駐車場の除雪が始まった。音はどんどん近づいてきて、6;00、除雪車の音はテントに最接
  近した。テントごと埋められるような錯覚に一同うろたえたが、佐藤(辰)さん、この人だけはさっぱ
  り起きる気配がない。数々の死線をくぐってきた先輩にとっては、この程度は危機のうちにも入ら
  ないのだろう。
   昨晩の鍋にうどんを投入し朝食をとったのち、テントを撤収。残念ながら、佐藤(辰)さんは用事
  があり帰らねばならないので、新人3人はスキーでゲレンデ上部を目指した。リフト終点までは昨
  日と同じだが、標高を上げるにつれ風が強まり、風雪が顔面をたたきつける。視界もなく、途中で
  下山を開始、
   途中、避難小屋で一息ついていると、ベテランの夫婦が入ってきた。聞けばそのT氏、西川山岳
  会とは長いつきあいとのこと。ちょうど、これから南に200m離れたところをツリーランするという。
  われわれも同行をお願いし、強風の中BCスタート。雄大な樹氷原をつっきり、標高を落とすにした
  がって、美しいブナ林のなかに入る。その滑走は、とても気持ちよく山スキーの醍醐味を感じさせ
  る名コースであった。
   雪の少なさから、あちらこちら沢が埋まりきっていないところもあったが、T氏の的確なコース取り
  にて無事ゲレンデ脇に到着。ここで、道案内の御礼を述べT氏夫妻に別れを告げた。冒険心を忘
  れない素敵なご夫婦であった。今回の山行は、アイスクライミングに始まり山スキーでしめくくると
  いう贅沢極まりない充実の2日間であった。



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G登山・奥羽山系/白森~沢渡黒伏/黒伏高原スキー場
       ・・最大の難所を目前に・作戦会議を//
              //安全策・白森と黒伏山の二座に・・

   ~~初食担の峯田さん危なっかしい手付きで調理を//
            //牛肉と野菜たっぷり肉豆腐鍋・出来栄えに驚嘆~~

   期  日  
2020/2/1(土)~2(日)
   場  所 
 白森(1263m)~沢渡黒

 

   日   程
     *¥2/1**)
        7:30黒伏高原スキー場駐車場→9:30標高850m(幕営適地)
        →11:10標高1,130m(黒伏山分岐)→12:00標高1,236m(白森)
        →13:00標高1,226m(黒伏山)→14:00幕営地・黒伏高原スキ
        ー場(14:20・・泊))

     *2/2**
        9:30幕営地→10:30黒伏高原スキー場駐車場・・・解散

   参 加 者   CL矢嶋・SL峯田・石川(隆)・近野・佐藤(尚)・木村
          ・石川(慎)・・・合計7名


   記   録  
文~木村(裕)  写真~佐藤(尚)、木村(裕)


   異常気象による雪不足の中、乾いた国道を快適に移動、48号から黒伏高原に近づくと路肩に
  除雪の跡が見え始め次第に凍結路へと変化する。久し振りの滑る道路に緊張しながら、もうちょ
  っと早く家を出てくれば良かったかなと後悔する。
   集合時間5分前ではあったが時間通りに到着しホッとしたのも束の間、重大犯罪者扱いの手厳
  しい挨拶を受ける。(計画書に書かれている時間は、集合時間ではなく、出発時間であることを再
  認識させられる。)


   2/1(土) 曇り
   CLが事前に駐車させて頂く旨、スキー場に届けていた為、当日、誘導員の方がとても丁寧に駐
  車箇所を案内してくれた。とかく登山者は、山に入るだけで地元に還元することが少なく、万が一
  遭難を起こしてしまった時など、厄介者扱いをされる場合が多いが、こちらが恐縮する程、親切で
  あった。特に冬山は登山口の指定駐車まで入れないことが多く、除雪の最終点に駐車することが
  あるが、地域の方に迷惑が掛からないよう配慮することが重要である。
   身支度を終え取り付き点へと向かうと、駐車場からすぐに村山野川の渡渉が待っている。ここで
  靴を濡らしては山行が台無しとなってしまうため、慎重となる場面である。今回、初CLの矢嶋さん
  が数回の下見を経て、秘策であるアルミ脚立を準備してくれていた。これを渡しストックでバランス
  取りながら慎重に通過する。さながら、8000m級のクレバスをルート工作しながら頂上を極める
  登山隊の様相であった。その脇で飛び石を利用する輩も居たが、CLの思惑通り、最初の難所は
  全員無事に切り抜けることが出来た。
 
   今回は、取り付きから150m程、高度を上げた所で設営を済ませ、頂上を往復する計画だ。途
  中から幕営装備が無くなる分、リュックが軽くなる。最初の渡渉に続き、最大の難所となるのが沢
  渡黒伏へと続くナイフリッジだ。修験者によって切り拓かれた山だけあって、そう簡単には登らせ
  てはくれないようだ。
   取り付き点より、前日までの積雪で足首までの軽いラッセルを強いられる。いつから決まったロ
  ーカルルールなのか?、スノーシューを履いてきた4名で先頭交代を繰り返しながら、3名のワカ
  ンチームを先導する編隊で進むことになる。
 
   アカマツの樹林帯を一時間程登ると、標高840mの幕営適地に到着する。ここは、手慣れた面
  々、阿吽の呼吸で整地からテントの設営まで、あっという間に完了。沢渡黒伏のナイフリッジに備
  え、アイゼン・ピッケルを携行し再出発となる。
~~~~~
   幕営地からは、黒伏山と白森に続く主稜線に向け、標高900mから西側に伸びる枝尾根に取り
  付く。周囲は、次第にブナ帯へと変わり、枝に張り付く霧氷と白みがかった霧で幻想的な雰囲気を
  醸し出す。山容の景色は期待できないが、これも冬山らしくて好ましく思える。幾度の急登にラッセ
  ル交代を繰り返し、標高1135mの主稜線に出ると、風が強くなると共に風紋によって出来た幾
  何学模様のシュカブラが現れる。トレースを残すのが躊躇うほどに美しい。
   更に北側へ歩を進め白森を目指す。佐藤(尚)さんの的確なルートファインディングにより、主稜
  線に出来た少雪庇を避け風上側のしっかりしたラインをトレースして行く。標高1200m付近で沢
  渡黒伏へと続くナイフリッジ状の稜線が、時折薄くなった霧の中から見え隠れする。
   今回の最大の難所を目前に一本立てながら作戦会議を行う。霧によって視界が効かないため、
  雪庇の全容も確認出来ない事から、ここは安全策を採って白森と黒伏山の二座を極めることとな
  る。敗退雰囲気の漂う中、石川(隆)さんの一言「山は征服しようと考えてはならない、山に遊んで
  貰っているのだ」で、皆、腹落ちし白森に向け空身で最後の急登に取り付く。
 
   程なくして1263mの白森山頂に到着、一座目の登頂を記念し、全員で記念撮影を行う。天気の
  回復を期待しながら、リュックのデポポイントまで戻ったが、更に悪くなるばかり、一縷の望みも絶
  たれ出番の無かったアイゼンとピッケルの重みを確かめながら、最終目的地の黒伏山に向かう。
 
   標高1142mの分岐点まで先のトレースを下り、そのまま主稜線を南進すると、標1226mの黒
  伏山に到着する。ここは、西川山岳会の恒例行事となっている黒伏山ロッククライミングの終了点
  となっている。例年チャレンジしているが、上まで抜けて登山道を降りて来れた試しがない。登頂の
  記念撮影をしながら、秋にはここに立てるよう新人の石川(慎)君と決意を新たにする。
~~~~~
   後は、幕営地に向け来た道を引き返すだけである。帰路の話題は、自然と今夜のメニューの話
  となる。今回は、初食担となる峯田さんが努めてくれた。(後に判明したのだが、近野さんに連絡が
  つかず、繰り上げ当選で峯田さんとなったらしい。)仕事も手に付かない程、悩み抜いて決めたメ
  ニューは、夕:肉豆腐鍋と朝:チャーシュー麺と、一同に期待を抱かせるものであった。
 
   テントに戻ると早速、二座の登頂を祈念し軟水で乾杯を行う。各自、持ち寄ったおつまみでメイン
  ディッシュの完成を待つ。近野さんの奥さんが差し入れてくれたポテトサラダに軟水が進み硬水へ
  と切り替わる。傍らで、初食担の峯田さんが危なっかしい手付きで調理を行っている。自宅では台
  所に立つことが無いらしく、今回、下準備のため野菜を切っていると、奥様より手厳しいアドバイス
  があったとか、惚気話を聞かされる。
   そうこうしていると、牛肉と野菜たっぷりの肉豆腐鍋が完成する。初食担とは思えないほど、美味
  しい出来栄えに驚嘆する。話題も尽きず、楽しい時間が経過する。行動時間を超えない所でお開き
  として、恒例の場所取り合戦をしながらシュラフに入る。

   2/2(日) 曇り
   翌朝は、一時間で登山口に到着できるため、ゆっくりの起床となる。石川(慎)君が水作りを担当
  し、湧いたお湯でモーニングコーヒーを頂く。昨日よりも慣れた手付きで、峯田さんが朝食の準備
  に取り掛かる。朝は、定番の袋麺と簡単に済ますところだが、自宅で下拵えしたラーメンの具が次
  々と並ぶ。特製スープをコッヘルに溶かし、チャーシュー・ゆで卵・メンマ、¥・ネギをトッピングして生
  麺の茹で上がりを待つ。鍋を下ろした瞬間、一気に麺がなくなり完食となった。
   下山後、現地の有名店で美味しいラーメンを食べるのが楽しみとなっているが、今回は出番が無
  いようだ。快適なテント場を撤収し、昨日のトレースを辿り無事下山。今回の山行は、天気に恵まれ
  なかったもののCLと食担の入念な下準備により、大成功となった。沢渡黒伏は、これから降るであ
  ろう雪に期待し、残雪期に再チャレンジしたい思う。



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 ~G登山/厳冬の鳥海山へ/大台野牧場口
     ・・快晴・足元はついにテロテロの氷状//
           //標高1800m付近・危険とCLの判断・・

  ~~文珠岳直下に転進・笙ヶ岳・鍋森・雪で埋まった鳥海湖・扇子森が~~

   期  日  
2020/1/25(土)~26(日)
   場  所 
 鳥海山(2236m)・・大台野牧場口

 

   日   程
     *1/25**
        八森温泉ゆりんこ(8:40)~大台野牧場(9:40)
        ~滝の小屋(14:20・・泊))

     *1/26**
        滝の小屋(7:00)~そろばん尾根1,822m付近
        (9:10~文珠岳直下1,930m付近(10:00)~
        滝の小屋(12:00)~大台野牧場(スキー・スプ
        リット13:30・歩き14:30)~八森温泉ゆりんこ

   参 加 者   CL石川(隆)、SL斉藤(直)、槇、佐藤(尚)、木村、
           飯沢、平川(宇都宮渓嶺会)、橋本、滝田、佐藤(誠)
          ・・・合計10名


   記   録  
文~佐藤(誠)  写真~佐藤(尚)、橋本、佐藤(誠)

   今年は、近年稀にみる寡雪の年ではあるが、例年通り厳冬の鳥海山へ。ただ今年は、昨年の
  日光白根山に続き宇都宮渓嶺会とのコラボ山行である。

   1/25(土) 小雪のち快晴れ
   定刻の9;00を前にゆりんこへ集合した時間に正確なメンバー達。例年なら豊富にある雪は何処
  へやら??。晩秋のような雰囲気の中、大台野牧場へ移動し、滝の小屋目指し出発する。工事車
  両用に除雪してある車道を10分ほど歩き雪に乗ったが、積雪は薄く20センチ程度に見える。後に
  昨年の山行記録を見たが、あまりの積雪差にビックリ…それでも小雪が舞う天候で少しは冬らし
  い雰囲気だ。
   
   車道をショートカットしながら進み、宮様コースへ入るが、雪で埋まりきれていない潅木が煩く難
  儀しながらの歩きとなる。それでも標高が1200mを超えると、圧倒的な大きさで聳える外輪が見
  えてくる。本日宿泊の滝の小屋へはまもなくで到着となった。
   
 

 
 
   小屋内にテントを設営し、宇都宮渓嶺会との交流をメインに宴会スタート。はるばる栃木から来
  てくれた平川さんに頂いた自然水水で乾杯、餃子と合わせ、なんとメンバー10人分を小屋まで担
  ぎくれていた。ホタテ・つぶ貝そして比内地鶏のきりたんぽ鍋の豪華な夕食を頂きながら、食担の
  橋本さんへ一同感謝する。軟硬水が進み、竜士と隆二の饗宴は夜遅くまで続いた。

   1/26(土日) 快晴
   5;00に起床し行動、水作りと朝食を済ませる。予定より少し遅れ、7;00、新山へ向け行動を開
  始する。風はあるものの朝日が眩しい晴天だ。標高差で300mほど登った頃、雪面が固くなりス
  キー・スプリット組みは足元をアイゼンに切り替える。やや進んで、歩き組みもアイゼンを履きピッ
  ケルを出し先へ進む。
 
 
 
   そろばん尾根へ取り付くべく高度を稼ぐが、足元は次第に固くなり、ついにはテロテロの氷状とな
  った。標高は1800m付近で、外輪までは標高差で約350mである。これ以上高度を上げても状
  況は改善せず、このまま登り続けるのは危険とCLの判断がくだる。
   
   天気は良い。このまま下山も勿体ないと、滝田さんからの提案で西鳥海が見えるであろう文珠岳
  直下あたりを目指し転進。こちら側は、ある程度の雪が付いており歩きやすい。文珠岳直下に到
  着。西側にかかっていたガスがちょうど晴れ、笙ヶ岳・鍋森・雪で埋まった鳥海湖・扇子森が見えて
  いた。雪で真っ白なこの光景は、皆、見た事が無くとても感動。ナイス転進と滝田さんへ感謝した
  一同。記念撮影をして小屋へ戻る。
  ・・・・・
   スキー・スプリット組みは、デポした板を回収し滝の小屋裏の斜面を滑り戻る。先ほどのガリガリ
  斜面とは違い気持ちの良いパウダーだった。小屋に戻り、デポ品の回収と清掃を済ませ下山す
  る。往路で確認したコース状況を踏まえ、スキー・スプリット組みは車道側を、歩き組みは往路で
  通った宮様コースを戻り、車までは別行動となった。
 

   車道には、モービルの痕があり効率よく戻る事が出来た。牧場に到着する頃になっても、背後
  に聳える鳥海山に、後ろ髪を引かれつつ全員無事下山。スキー・スプリット組みはやや早く下山
  していたが、歩き組を外で待てるほどの温かさには、色々考えさせられるものがあった。

   個人的な話だが、厳冬の鳥海山・泊り装備でのスキー・好天下での撤退など二日間
  に渡り、多くの始めてを経験できた山行。外輪まで到達できなくて少し残念ではあった
  が、また新しい発見を求め再訪したいと思う。毎度の事だが、良いメンバーに恵まれ
  充実した二日間だった。




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 ~西川山岳会/新年会日暮沢/避難小屋で
       ・・林道の水が湧ている箇所//
              //雪が融けて繋がっていない・・

     ~~夏時間と変わらず・11時には日暮沢避難小屋到着~~
          (大井沢温泉で・薄っすらと30㎝程度の積雪)

   期  日  
2020/1/18(土)~19(日)
   場  所 
 日暮沢避難小屋・・・朝日連峰/竜門山登山口

 

   日   程
     *1/11**
        根子発8:20→10:50着・日暮沢避難小屋11:00→
        11;50着・竜門滝12:30→13;10着・日暮沢避難
        小屋(泊)
     *1/12**
        日暮沢避難小屋発8:30→10:40着・根子

   参 加 者   CL佐藤(辰)、柴田、近野、大江山岳会(武田・今井)
           ・・・5名


   記   録  
文~佐藤(辰)  写真~佐藤(辰)

   1/18(土) 晴れ
   集合場所の大井沢温泉ですら、薄っすらと30㎝程度の雪である。さっそく根子に移動し出発準
  備をするが、あまりの雪の少なさに「なんじゃ。こりゃ!」と拍子抜けしてしまう。スキー4名、スノ
  ーシュー1名で出発。
   林道の水が湧ている箇所は、雪が融けて繋がっていないため、少しでも雪が繋がっている部
  分を捜して進む。1時間で.アメリカ橋。その先の町水道施設の水場は、ほとんど露出している状
  態。膳棚の急斜面にも雪はない。夏時間を変わらず、11時には、日暮沢小屋到着した。あまり
  にも短時間で来たので、昨年同様竜門滝まで足を伸ばすが、雪が無くて滝に降りられない。諦
  めてブッシュの中を小屋へと帰る。
   水汲みや準備を終了したら、すぐに新年会の始まりである。今回は、隣町大江山岳会の2名を
  加えて、大朝日小屋の状況や古寺の新施設の話題で情報交換をして盛り上がり、一人欠け二
  人欠けして、最後は2名、10時で終了となった。

   1/19(日) 晴れ
   翌日も、相変わらず良い天気である。これまたガンガン飛ばして大井沢温泉直行。町内の蕎麦
  屋「杉の家」で昼食を摂って解散となった。しかし、これだけの少ない雪であれば、今後の事業も
  内容を変更しなくてはなるまい。春先からの天気が心配になる。(辰)


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G登山/奥羽冬の翁山尾花沢高橋地区
    ・・翁山々頂・360さえぎるものなし//
           //絶景・宮城・牡鹿半島や松島湾まで・・

    ~~3時間ほどでハリマ小屋到着。小屋周辺の積雪60cmほど~~
        (小屋・ログハウス風作り・快適な雰囲気に一同感動)

   期  日  
2020/1/11(土)~12(日)
   場  所 
 翁山(1074.9m)~~奥羽・尾花沢

 

   日   程
     *1/11**
        8:45尾花沢・高橋地区→12:30ハリマ小屋

        12:45ハリマ小屋→14:15翁山山頂・14:30
        下山開始→15:30ハリマ小屋着(泊)

     *1/12**
        7:00起床
        9:45ハリマ小屋出発・下山開始→12:10高
        橋地区着

   参 加 者   CL木村、Sl矢嶋、峯田、佐藤(尚)、
           大村、石川・・・6名


   記   録  
文~矢嶋  写真~佐藤(尚)、木村(裕)、矢嶋

   1/11(土) 快晴のち小屋付近は小雪れ
         7:00 山形県庁集合
         8:00 道の駅村山集合
         8:45 尾花沢市高橋地区集合

   CL木村さんが、事前に高橋地区長さんに連絡をしてくれていたおかげで、地区内の路肩に安心
  して車を駐めることが出来ました。地区長さん宅へご挨拶へ伺うと、ガレージのシャッターに可愛い
  山のキャラクターが描かれていたので、大村さんが何のキャラですかと訊ねると、翁山のキャラク
  ターなのだそうで、地元の方たちに愛されている山なのですね。
   部落内を5分ほど歩くと、翁山へと向かう道は、少ないながらも圧雪状態だったので、スノーシュ
  ー・ワカンを装着し、9:45登山開始。厳冬期とは思えない無風・快晴のもと、しばらくは林道歩き
  が続く。なだらかな登りなので、距離を歩けどなかなか標高は上がらない。交代で先頭ラッセルを
  行うが、強度はさほどでもないので、一人あたりの先頭ラッセルは長めだ。
   それにしても雪が少ない!!。豪雪地帯の尾花沢にして、場所によっては林道の地面が露出し
  ているほど!・・雪の付き方によっては林道の九十九折はショートカットする予定だったが、藪が、
  埋まっておらず歩きにくいので、急がば回れで黙々と林道を進んだ。
 
   11:30。標高600mを超えるぐらいになると、やっと雪山らしい景色になって来た。段々と近づ
  いて来る稜線は、真青な空を背景にくっきりと映え、木々は真っ白に雪に覆われ美しい。やっと冬
  登山をしている実感が湧いてくる。
   そして12:30。出発してから3時間ほどでハリマ小屋に到着。小屋周辺の積雪は60cmほどだ
  ろうか。この時期なら2階に設けられた小さな入口からの出入りとなってもおかしくないが、1階玄
  関口に掛けられた雪囲いの戸板を外し、小屋の中に入る。地元の方たちに愛されている山なだけ
  あり、小屋内はとても清潔。
   中は、ログハウスのような作りで、快適そうな雰囲気に一同感動!・・小屋の中に入ってしまうと
  どうしてもこのままゆっくりとしたくなるのだが、この無風・快晴の素晴らしい状況のうちに山頂を目
  指すことになり、一同身支度を急いだ。
   12:45。必要な荷物だけ持ち、再スタート。例年の積雪量なら埋まっているであろう沢を数本越
  え、ハリマ小屋からほぼ真東に伸びる尾根をひた登る。杉の木は姿を消し、美しいブナ林が稜線
  まで続いている。理想的な斜面を目の当たりにし、やっぱりスキーで来るべきだったねーとみな悔
  しがった。
   
   夏道は一度、谷へと降りトラバースし、北隣の尾根へと移るのだが、この状況ならこのまま行け
  るだろうと判断し、この尾根を稜線まで登り切ることに。なだらかになった灌木帯を抜けた先に広
  がっていたのは絶景だった!。遠く南には瀧山・蔵王・雁戸山。西には村山葉山・月山。さえぎる
  ものが何もなく、村山全体が見渡せた。この場所でも充分感動だったが、目指す翁山頂上までは
  まだ少しある。稜線上を北に進路を取り、灌木帯の中をくぐり抜け、いくつかのニセピークを越え
  て。。
   
   14:15。翁山山頂に登頂!!。 360さえぎるものが全くない山頂からの絶景。宮城側を見れ
  ば、牡鹿半島や松島湾まで見渡すことが出来た。この場所に居る分には、今冬の異常な少雪な
  ど忘れることが出来るぐらい、冬ならではの素晴らしい眺望だった。
   立ち止まっているとさすがに冷えて来るし、早めに下りないと、日没が早いので、14:30下山開
  始。30分ほどで稜線から外れ、ブナ林への下りに入ったあたりで、雲が一気に下りて来て稜線部
  が覆われてしまった。”頂上は見えているうちに踏め”とはよく言ったものだ。スキーに最適な斜面
  なだけあり快調に下り、15:30ハリマ小屋まで無事下山完了。
   途中の沢で水も汲み、夜に向け準備万端。

     ※小屋には土間に灯油ストーブがあり、灯油の備蓄もある。
      暖かく過ごすことが出来るが、後に使う人のことも考え、
      少量づつ灯油を荷揚げするのが望ましい。

   そして待ちに待った宴会スタート!。各々のザックから次々と出てくる豪華食材の数々・・。相変
  わらず山の上とは思えないおつまみを頂きながら、軟・硬水を頂きました!旨い!!。そしてさら
  にはメンバー自家調達のイノシシ肉がたっぷり入ったぼたん鍋を頂きながら、笑いの絶えない夜
  を過ごしました。

   1/12(日) 快晴

   7:00起床。登頂は前日に済ませているので、ゆっくりとした朝の時間を過ごしました。時折外を
  眺め、雲に覆われている山頂を見て満足げな佐藤(尚)さん。その気持ちとてもよく分かります。石
  川さんの見た初夢が、この山行で現実のものとなっている状況を、おもしろおかしくいじられるリー
  ダー木村(裕)さん。(以降、下山まで木村先生と呼ばれた。)
   昨晩の残りのぼたん鍋におそばを入れて、たっぷりと頂いた後、小屋内をしっかりと隅々まで清
  掃し、お世話になったハリマ小屋に感謝を告げて、9:45、下山開始。昨晩降った雪で少し埋まっ
  たトレースを踏みながらゆっくりと下り、12:10、全員無事に下山完了!。
   スタート時は、あまりの雪の少なさにどうなることかと思いましたが、結果的にはとても素晴らし
  い山行となりました。いつも楽しい時間を共有してくれるメンバーと、そして何から何まで準備して
  下さったリーダー木村(祐)さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

  【追記】 
   翁山山頂からの下山を開始して10分ほどのところで、メンバーのスノーシューのバインディング
  部が破損。そのままでは歩行困難でしたが、補修キットがあったのでその場で修理し、その後も
  無事に歩くことが出来ました。冬山では、特に、不測の事態に備えて応急処置が出来る道具は持
  って行った方が良いと改めて思いました。