2020 02西川山岳会 
   
     
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  実地研修、黒伏ロックⅡ10/17~18  新入会員登竜門朝日連峰三面~竜門~日暮沢縦走10/9~10 朝日連峰、天狗山避難小屋管理10/10~11  黒伏山ロッククライミング9/12~13  G登山/朝日連峰・竜門山避難小屋「篠笛とクマ鍋を楽しむ9/5~6   R2旭連峰 竜門山避難小屋で夏山開き
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                          2020/7/31までの山行報告へのリン

           山行き報告
                           報NO 038 (2020/7/1~2020/12/31
    

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~・~実地研修Ⅱ黒伏山/ロッククライミング・~・~
   ・・・初日小雨・一旦壁に取り付けば・皆登りに集中
          
//クライマー3人娘・男たちを引っ張る!!・・・
         佐藤(辰)”動きはすごくいい”・梶原”松山の人口壁で練習してんのー”。

 
期  日  2020/10/17(土)~18(日)
 
場  所 
 奥羽山系背梁/黒伏山(1220m)・・・

   

  日   程
     *10/17**
       
 データー未着
     *10/18**
        データー未着

  参 加 者   佐藤(亜)、滝田、大村、伊藤(尚)、守口、佐藤(辰)、
          松澤(岳友)、梶原(岳友)
・・・8名。2日目~石川(慎)

  記   録   文~佐藤(辰)  写真~佐藤(辰)

   10月17日(土) 季節外れの寒さに小雨
   初日は、季節外れの寒さに小雨。しかし一旦壁に取り付けば皆登りに集中。
 
 
 
 
   **第一グループ~トップ滝田、滝田、セカンドの”守口さんのロープ重いよー”。
      守口”12ミリだからね。!!”。滝田”えー!こんな重いのいやだぁ」!”。
   **第2グループ~トップ佐藤(亜)、セカンド大村、ラスト伊藤(尚)。
      伊藤(尚)”お姉さまがた、よろしくお願いします”。
      佐藤(亜)”滑るかもしれないけど、しっかり登りましょう。オトコなんだから”。
      伊藤(尚)”ハイ!!!。”
   **第3グループ~トップ松澤、セカンド梶原、ラスト佐藤(辰)。
      松澤”梶原さんは本番初めてなんだ”。佐藤(辰)”動きはすごくいいじゃん”。
      梶原”松山の人口壁で練習してんのー”。

   10月17日(土) 
晴らしい秋晴れ
   二日目は、天気祭りが利いて??、素晴らしい秋晴れ。シンタローも登る
 
 
   **第1グループ~トップ大村、セカンド松澤、ラスト梶原。
   **大2グループ’トップ滝田、セカンド石川(慎)、ラスト佐藤(辰)。
      石川(慎)”恐ろしくて下を見れません。ションベンちびります!!”。
      滝田「”二日目だからテンション上がらないなー!!”。
      石川(慎)”懸垂、オレ初めてなんですけど・・・””。
      滝田”えー!、 佐藤(辰)さん!!、ちゃんと教えて降ろしてね!!””。
      佐藤(辰)ハーイ”


   黒伏山ロックの体験~~~記・・伊藤(尚)
   集合前から強く降り出した雨は、小降りにはおさまったものの、しばらく止む気配はない。こんな中登れ
  るのだろうか・・・みんなの不安をよそに、われらが事務局長の佐藤(辰)さんは「大丈夫だ、まあ行って
  みよう」と相変わらず前向きな発言。
   朝のメンバー紹介で、佐藤(辰)さんから名前を忘れられ、思い出せないまま次の人へとスルーされた
  滝田さんは、明らかにテンションが下がっていた。吊り橋を越え。沢筋のアプローチ道を登り一汗かくと
  登山道へと合流した。
   南壁が近づくにつれ。壁の状態が心配な一同。やっぱり濡れてるよ・・・滝になってないかな??の声
  がささやかれる中、若干1名は「乾いてる!」とのポジティブ発言。取り付きに着くと、先行するメンバー
  が登らんとしているところだった。

   それを眺めながら、各々ハーネスをつけはじめる。の!!、登るんだね、この状況で。まずは、先発隊
  で滝田・守口ペアが先行、次に佐藤(亜)・大村・伊藤(尚)が続き、ラスト松澤・梶原・佐藤(辰)の順で取
  り付くことに。

   トップの滝田さんは、岩の状態が悪いと言いつつも着実な登攀で、あっという間に高度を上げていった。
  続く守口さんも、滝田さんよくこんなとこ登ったねぇーと言いながらもひょいひょい登っていく。大声での二
  人のかけあいはなんだか漫才のようだった。
   次の部隊は、佐藤(亜)リーダー、さすがの技術で登っていく。続く大村さんも華麗なムーブ、と見ている
  まもなく私も登り始めることに。出だしは階段状なのでなんとかなるが、垂壁にさしかかった瞬間、蝉にな
  った。文字通り手も足も出ない。手は出るが、結局いいホールドがなくまた元に戻る、足も同様のことを
  り返す。そのうち、腕はよれてくる、落ちたくないという恐怖と焦りがさらに体をかたくする。1ピッチ目か
  らこんなに辛いのかと蝉になって思う。佐藤(辰)さんの激励に背中を押され、覚悟を決めて、A0で無理
  矢理突破。こうなったらA0祭りじゃ~!、なんでもありのA0でようやく1ピッチ終了点へ。
   続く2ピッチ目は、ピッチ目ほどホールドが濡れておらず、なんとかクリア。しかし天気は中途半端に雨
  が止まず、いまいちパッとしない。おまけに気温も低いので、待っている最中は寒さに震えることに。しか
  し、見下ろせば紅葉の迫った雄大な眺めが、しばし心を和ませてくれた。
   核心の3ピッチ目は、大村さんがトップでチャレンジし、見事突破!。セカンドのわたしはというと、女性
  陣の間に挟まれながらも、再び蝉になったのであった。次回があれば、ぜひともアブミを駆使して攻略し
  てみたいと思う蝉であった。3ピッチ終了点で、風の踊り場で待機している滝田・守口ペアと連絡を取り、
  懸垂下降で降りることに。風の踊り場の名の通り、風に吹きさらされた二人は、とんでもなく寒い思いをし
  ていた


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 新入会員登竜門・三面~竜門~日暮沢・朝日連峰縦走
      ・・・道陸神峰避難小屋・カマボコ型にブルーシート//
                
//新潟県側・最高のグレーディング・・・

          強い風で身体が振られる・岩稜帯で片側が崖で足の置き場を確認しながら

  期  日  2020/10/09(金)~11(日)
 
場  所  朝日連峰・・・奥三面登山口~道陸神峰(避難小屋泊)~北寒江山
                 ~竜門山(避難小屋泊)
~日暮沢登山口

 

  日   程
     *10/09**
       
 05:30大井沢:ゆったり館→09:30奥三面登山口:出発~ 
        12:10三面避難小屋~15:00道陸神峰避難小屋(泊)

     *10/104**
        05:30道陸神峰避難小屋:出発~08:30大上戸山~
        10:10相模山~11:40北寒江山~13:30竜門山避難
        小屋(泊)
・・・小屋仕舞い班と合流
     *10/104**
        09:40竜門小屋:出発~11:10清太岩山~13:40日暮
        沢登山口:着

  参 加 者   CL峯田、SL斎藤、石川(慎)・・・3名 

  記   録   文~石川(信)  写真~斎藤、峯田、石川(慎)

   新潟県側の最高グレーディングである。奥三面登山口から朝日連峰主稜線へ続くロングコース、この
  コースを登れる絶好のチャンスと考え、体調を整えてきました。しかし、台風14号が発生し、山行の2
  日目には東日本を通過する予報で、山行の天候変化に不安が残るまま、当日を迎える。
   会長より激励メールを頂き、チームメンバーに気合が入る!!。山岳会に入会後、これまでの山行
  で培った経験・技術力・身体力・判断力・精神力などを出し切り、3人の力を合わせ、思い出に残る山行
  にしよう!と心ひとつにした。


   10月9日(金)  曇り
   夜明け頃に、大井沢ゆったり館にメンバーが集結、共同装備など確認を行う。この度、怪我で参加で
  きなかった今川さんより、奥三面登山口まで送って頂きました。ありがとうございます。身支度完了。朝
  日連峰屈指のロングコース、スタート!。
   
   三面避難小屋までは、三面川の深い渓谷沿いを水平移動。名物の一本橋は崩落のため、一度沢に
  降り登り返さなければならない。縦走荷物が重くバランス取りが難しい、慎重に足を進め一人通過する
  毎に「降りました~!つぎどうぞ~!!」と声掛け合い、最初の難関を突破。
 
   CLの作戦、”30分毎に休憩:体力温存”。この作戦こそが、のちのち3日間歩き続ける事できた結
  果につながったと考える。三面避難小屋に到着。噂通り、外壁にはたくさんカメムシが張り付いている。
  臭い。道陸神峰避難小屋や大上戸山の水場は、枯れている可能性があると言うことで、夜と朝の食事
  で使う水、竜門山避難小屋までの行動中の飲料水を確保。各自、7リットルほどの水を今晩宿泊する
  避難小屋まで担ぎ登る事となった。
   

 
   道陸神峰小屋まで標高差約700mの急登。水を積んだザックが肩に刺さる。足の疲れよりも肩の
  痛みに耐えられない。標高を上げるにつれ、周囲の山が色つき始めている事を感じた。道陸神峰小
  屋に寝れるべが?・・朝起きたら隣にクマが寝てる!・・などとバカ話をしているうちに、道陸神峰小屋
  に到着。ザックを下ろし重さに開放され、皆安堵した。
   道陸神峰小屋での作業に取り掛かる。水場は、岩清水でチョロチョロと流れ、CLが準備したジョウ
  ゴであっという間に水を汲むことができました。カマボコ型の小屋にブルーシートを張り、焚火で暖を
  取る。煙たい。キムチ鍋も出来、宴会スタート。一升の軟水、マッコリ硬水を飲み、焚火を囲んで四方
  山話、夜も更ける。以外に快適的な避難小屋で爆睡。

   10月10日(土)  曇り
   木々の騒めく音で目が覚める。台風の影響が出てきたようだ。早めの朝食を済ませ、薄暗い中準備
  を終える。台風、今後の状況や痩せた岩尾根などなど不安は小脇に抱えて、コース核心部へチャレン
  ジ!。会の先輩方が、登山口から縦走路を刈り払され、また丸太橋の崩落後の別ルート整備頂き、安
  全に歩き進める事ができました。感謝申し上げます。
 
   時折吹く強い風で煽れながらも、細尾根を通過し、登るにつれて灌木地帯となり、大上戸山に続く稜
  線が見え始める。紅葉に染まる山容がとても美しい。奇跡的に風も止み、岩尾根を越え、大上戸山頂
  上に到着。360度の大展望、相模山に続く長い稜線、稜線間の谷筋の深さ、朝日連峰は重厚かつ奥
  深い山塊である事をあらためて感じされる景色でした。
 
   相模山に向かい、標高をあげると、強風・濃霧となる。アップダウンの続く稜線のはずだが、全く先が
  見えない。強い風で身体が振られる、岩稜帯で片側が崖、足の置き場を確認しながら一歩
  一歩慎重に進む。また、この辺りは、マムシ地帯で、つがいのマムシに大マムシと遭う。逃げない、睨
  み合いの末、ストックで谷へすくい投げた。この一帯では、うかつに休憩できないと思った。
   
   草紅葉がとても綺麗な相模池付近を通過、まだまだ強風は続く、主稜線の北寒江山へ着く頃に風は
  おさまり、濃霧だけとなる。台風は反れて行った様子。歩きなれた主稜線コース、今までの緊張が和ら
  ぎ、これまで感じなった疲れが出始める。気を緩めず進み、竜門小屋に無事だどり着く事できた。
 
   小屋仕舞い班の会員はじめ、皆さんに迎えられ、冷えたい自然水で乾杯!!・・すこぶる美味い。山
  海の珍味に舌鼓、世界のお軟・硬水を酌み交わし、大宴会。橋本さんの篠笛の演奏会で、さらに盛り上
  がる。私は、お開き前にどっと疲れ、寝てしまいました。大変にごちそう様でした。

   10月11日(日)  曇り
   本日の朝食も、昨晩に引き続き豪華です。山盛りのジンギスカンと芋煮うどん、パワーがみなぎって
  きます!!。本日で夏季の管理体制を終えます。朝日連峰の安全を見守る小屋と小屋番の石川さん
  に感謝し、皆で小屋仕舞いを行いました。私はワックス担当で、一列に並び、床を隙間なくワックスを
  かけしました。3度掛けした1階部分はピカピカに光っています。
   
   小屋仕舞いを終え、下山開始。3日目、歩きだしから身体が重い。先頭を切る私のペースに皆さん足
  並みを揃えて頂きました。登山道整備の必要な部分を確認しながら歩きます。ゴロビツ水場過ぎ、膝に
  疲労を感じ始め、怪我をしないように最後まで気を引き締めて降ります。
 
   さいごの松峰急坂を終え、日暮沢小屋(登山口)までウィンニングラン、CL峯田・SL斎藤さん
  と3人で大縦走のゴールとなる!!。チームで肩を組み合い、歓喜した!!ロングコースを完登
  した達成感、多くの事を体感し、成長することができました。
   激励頂いた渋谷会長、逐次無線交信で見守って頂いた竜門避難小屋石川(隆)さん、この機会を計
  画して頂いた佐藤(辰)事務局長、三面コースを刈り払い・整備して頂いた会の先輩の皆さん、登山口
  まで送っていただいた今川さん、竜門山避難小屋で出迎えて頂いた先輩の皆さん、ありがとうございま
  した。最後、CL峯田・SL斎藤さん、ありがとうございました!!・・・最高のチームでした。完。
                                    
・・・記・石川(慎)


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   ~・~色づいた朝日連峰の紅葉会長が天狗現る!~・~
    ・・・来週の週末は(10月10~11日山仕舞い//
        
//
紅葉の見ごろ・諸兄のご訪問門をお待しします・・・

 
期  日  2020/10/03(土)
・・・天狗山避難小屋・山仕舞いの準備(泊)
         2020/10/04(日)・・・宿泊者を見送り・下山


 
場  所 
 天狗角力取山(1376m)・・・天狗山避難小屋
  日   程
     *10/3**
       
 登り・・詳細略
     *10/4**
        下り・・詳細略

  参 加 者   佐藤(辰)、渋谷、Kさん(宮城県)・・・3名 

  記   録   文~佐藤(辰)  写真~佐藤(辰)

   10月3~4日  両日とも曇り
    8月からの猛暑で紅葉も遅れがちでしたが、ようやく色づき始めました。ロボット雨量計あたりが綺麗に
  なりました。来週で山仕舞い(冬山体制)となる
103日。宿泊者の宮城Kさんの手伝いも得て後片づけ
  に余念がない私のところに、突如渋谷会長が天狗山小屋の慰問に登ってきました。
 
 
   この小屋は、築20年近くになり、雨漏りや不都合なところも多く出始めましたが、何とか維持していると
  ころです。来週の週末は、山仕舞いとなりますが、紅葉の見ごろとなりますので、会員諸兄の訪問をお待
  ちしております。


   <障子ヶ岳~今年は10月10日ごろ紅葉の最盛~見込み
   朝日連峰でも、北方支線に位置する障子ヶ岳とその中腹は、西側尾根に低灌木(ドウタン・ミヤマカエデ
  ・コナラ,など)が密生し鮮やかな色どり(紅葉)に染められ、東側に圧倒する岸壁が谷底へと、そのコントラ
  ストが素晴らしく、連峰のなかでも際立つ紅葉の名所ではないかと思う。・・・佐藤辰彦、
 
10月中旬の頃の小障子峰(以前の撮影資料から)



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   ~・~ロッククライミン黒伏山実地訓練~・~
     ・・・岩登り三人娘が不参加(悪天候・予報)//
         
//新鋭会員伊藤君一人のアルパイン・実地訓練・・・
        (伊藤君;土の上に立つ感覚にやっと人心地・・「いやー楽しかった」)

 
期  日  2020/9/12(土)~13(日)・中止(悪天候予報のため
 
場  所 
 奥羽山系背梁/黒伏山(1220m)

 

  日   程
     *9/12**
       
 坂の下山トンネル駐車帯6:00⇒中央ルンゼ取り付き7:30→風の踊り
        場11:30→取り付き13:30着

     *9/13**
        中止

  参 加 者   伊藤(尚)、松澤(岳友)、佐藤(辰)・・・3名 

  記   録   文~佐藤(辰)  写真~佐藤(辰)

   9月12日 曇り ときどき小雨
   岩登り三人娘が不参加となり、新鋭会員伊藤君一人のアルパインクライミング実地訓練となった。今にも雨
  が降りそうな中、トップ松澤で中央ルンゼに取り付く。下部は濡れていて状態が悪い。しかし、上部は問題な
  いようである。
 
 
   伊藤君は、出だしでてこずるが、その後のピッチは。体重の軽さと足の長さを有効利用し順調に登る。私は
  老体に鞭打ち、A0,A1なんでもありのクライミング。何年ぶりだい?・・・疲れるね。ヌンチャクを使い過ぎて、
  指が痙攣。それでも、何とか昼に、風の踊り場到着。時折小雨が風に乗って来るので、昼食後すぐに下山を
  開始。懸垂下降4回で終了。
 
 
 
   伊藤君は、土の上に立つ感覚にやっと人心地。「いや、楽しかった」。これからも、黒伏山の様々なルートに
  チャレンジして欲しい。次回は、10月、紅葉の黒伏山ロックを皆でを楽しもう。・・・(辰)



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  ~・~朝日連峰・G登山篠笛クマ鍋を楽しむ登山~~
      ・・コロナに負けるな!クマ鍋パーティ//
             
//橋本さんの篠笛・哀愁を帯びた音色が・・・
     
~~恵まれた久々の週末天候・強く思い出に残る忘れられない山行に~~

   期  日  
2020/9/5(土)~6(日)
   場  所 
 朝日連峰/竜門山(1688m)・・・竜門山避難小屋(泊)

 

   日   程
     *9/5**
       
 未着8
     *9/6**
        未着

  参 加 者   渋谷会長・森谷さん・本田さん・丸川さん・橋本さん・藤本さん
          近野さん・後藤さん・佐藤さん・鈴木さん・飯沢さん・石川・・12名。
          (ゲスト参加~新川さん・・川崎市)

  記   録   文~新川さん  写真~橋本さん、鈴木さん

   9月5日 曇りのち晴れ
   日暮沢登山口、朝8;00出発すると、初っ端からなかなかの急登。竜門山避難小屋2泊分の装備と食料を
  詰めたザックが重い。木々の間から差し込む朝日は、これから待っている山行が素晴らしいものになることを
  予感させる。
(恵まれた・久々の週末天候)
 
 
   しばらくすると、10名ほどのパーティに追いつく。立ったまま小休止されているようだ。先頭にいた方から泊
  地を聞かれたので「竜門小屋」だと答えたところから、今回のサプライズが始まった。「俺、小屋の管理人なん

  だけど、今夜皆で熊鍋やるから、よかったらご馳走するよ」。「え、ほんとですか?熊は食べたことないけど、食
  べてみたい・・・」。皆さん口々に「いい時に来たね」「運がいいね」とおっしゃる。先に小屋に着いたら二階を宴
  会場にするから空けておくように頼まれ、そんなことならお安い御用、と一旦分かれてうっすらと期待を抱きな
  がら先に進む。昼過ぎに小屋着。登り応えのあるルートだった。
 
 
   1時間ほどして先ほどのパーティが到着。今夜は年に2回の熊鍋の会、会費を払えば食べ放題飲み放題の
  宴会に飛び入り参加できるという。前回の大朝日岳は、鳥原小屋でたった一人だったので、人がいて良かっ
  た上に宴会まで。これは、いちもにもなく当然参加ということで、メンバーに加わり準備開始。
   鍋や調理器具は全て小屋に備えてあり、週末は、度々この小屋で宴が開かれるそう。楽しい小屋だ。関東
  近郊の山小屋ではちょっと考えられない。自然水を湧き水で冷やし、肉を切り、つまみを並べ宴が始まる。皆
  さん、かなり手馴れている様子で、夫々が黙々と準備を進めていく。
   
   概ね揃ったところで、14;00過ぎにまずは自然水で乾杯。ご発声は、会長と呼ばれる白髪の優しそうな男
  性が。登りの途中で追い抜いた方だ。結構なご高齢なのに、ソロで大きなザック、大丈夫かなと思ったが、何
  と御年86歳の山岳会会長だったとはお見逸れしました。その歳で、ここまで登って来るとは驚きだ。自分が
  その歳でやれるかと自問したが自信がない。素晴らしい足腰、そして精神力。こういう人はボケないのだろう。
   
   いよいよ、「コロナに負けるな!熊鍋パーティ!!」がスタート。本日の献立は、レンコンのきんぴら、ポテト
  サラダ・青森産直のホタテの貝柱と貝ヒモの刺身・氷下魚とホタルイカの干物・レバーペーストとバゲット、そし
  てメインディッシュの熊汁。
   飲みものは、自然水や硬水・スーパー硬水・スパークリング軟軟水・日本軟水(陸奥八仙や山崎12年)まで。
  よくぞここまで運んできた、という程のラインナップと量。瓶ごと背負って帰りにも空き瓶背負うという、この宴
  会に懸ける意気込みがすごい。付肴はどれも素晴らしく、下界で食べるものを軽く超える旨さ。そこに数時間
  かけて、急峻な山道を登る手間が加わっているから味は格別だ。
 
   橋本さんの素晴らしい”篠笛の音(ネ)”が小屋から連峰の山開に響き、参加メンバーの心身を酔わす。合間
  に会長の渋い喉で「知床旅情」が響く。年を重ねてきた方が歌うと、情景が浮かぶ歌詞が一層際立つ。石川さ
  んが「会長の歌聴くのも、今年が最初で最後かもね」などどブラックな冗談を連発するが、会長は、穏やかな表
  情を崩さない。いいなあ。お互い愛情を持っているからこその関係なんだろう。
       
   宴もたけなわになった頃、再度、篠笛演奏が始まる。民族衣装のポンチョと大きな帽子まで準備して、かなり
  本格的。これだって相当な重さがあるのに、よく背負ってくる。そのこだわりがすごい。相方は管理人・石川さ
  んのタンバリンらしき打楽器。即興にしてはかなり息のあったコンビで何曲も聞かせる(ベット・ミドラーの「ザ・ロ
  ーズなどまで)。橋本さんの篠笛のちょっと哀愁を帯びた音色が小屋に響いた。外は時折雨が降ったり止んだ
  り。それでも山奥の避難小屋の宴は熱気冷めやらず、延々と続いていくのであった。
   篠笛のクライマックスは、花笠音頭とねぶたで最高潮を迎える。東北の名祭の聴き馴染みのある伴奏に合
  わせ、全員が輪になって踊り、飲む、カオス状態。すごいぞ、この小屋。青森の藤本さんは、ねぶたで一気に
  テンションMAXに。さっきまで、甲斐甲斐しく調理していたと思ったら、実は熱いお祭り女だったとは。熊鍋つ
  つきながら、山の話でもしながらのんびり飲むのかと思っていたら、とんでもない。肴と趣向を凝らし、飲めや
  歌えやの下界でもなかなかない面白い宴会だった。恐るべし竜門小屋。(他に宿泊者なし)
   宴会の途中、石川さんから「あんたは俺たちと同じ匂いがするよ」と言われ、今回の宴会、山行記を書いて
  みないかと持ち掛けられる。西川山岳会の会員ではないが、それも一興ということでいいのだと言う。せっか
  くなので引き受けることにし、こうして拙文を書いているという経緯である。

   
9月6日 晴れ

   翌日は早立ちのため、皆さんにお礼とお別れを告げ、以東岳ピストン縦走に向かう。昨晩の熊鍋にうどん
  を入れて朝食を作るそうだが、残念ながらそれはいただけず。以東岳までの稜線歩きは念願で、快晴に恵
  まれ最高の山行になった。
   山頂からは、月山t鳥海山・朝日連峰の全容・、飯豊連峰などの東北オールスターズのほか、佐渡ヶ島ま
  で見渡せる大パノラマを満喫できた。宴会でも話したが、朝日と飯豊連峰は、東北、いや日本の宝です。
  大満足で小屋に戻り、腹も減ったしラーメンでも食べるかと思っていたところ、再びサプライズが。
   何と石川さんの書置きとともに熊汁うどんの丼が。自然水と日本硬水も沢水で冷やしてあるとのこと。これ
  は嬉しい!.。鍋で温めなおしていただいた熱々の熊汁と冷えた自然水、汗をかいた体に染み渡った。


   9月6日 晴れ
       (石川班の降り~日暮沢登山口へ)
 
 
   
 

 

   9月7日 晴れ
きどき曇り
   翌々日は、2泊世話になった小屋を後にし、大朝日岳を経由して無事日暮沢へ下山。小屋でのサプライズ
  と雄大な朝日連峰を満喫した大満足の山行となった。親し気に声をかけてくれた石川さん、親切にしていた
  だいた西川山岳会の皆さん。東北人の優しさと素朴さと、そして豪快さに触れる一夜でした。とても楽しい時
  間を本当にありがとうございました。
   自分には、どの山よりも強く思い出に残る、忘れられない山行となりました。いずれまた、「竜門小屋の宴
  会」に参加させていただきたいと思っています。頑張って軟水を担いで行きますよ。一日も早くコロナが死滅
  し、穏やかな日々が戻りますように。遠く川崎から皆さんのご健勝を祈っています。 
                                                 
・・・・・新川


見出しへ
   ~~朝日連峰G登山・竜門山避難小屋夏山開き~~
      ・・中止されていた朝日連峰の山開//
             
//竜門山避難小屋で・石川さんの祝詞・・・
               ””今年の安全登山とコロナの終息を祈った””
      
~~清太岩山から本降り・強風と雨に濡れたヒメサユリが凛として美しい~~

   期  日  
2020/7/11(土)~12(日)
   場  所 
 朝日連峰/竜門山(1688m)周・・竜門山避難小屋

 

   日   程
     *7/11**
       
 8:00日暮沢避難小屋(出発)~10:40ゴロビツ頭~12:00ユー
        フン山~13:00(着)竜門山避難小屋

     *7/12**)
        9:00竜門山避難小屋(出発)~10:30清太岩山~13:00(着)日
        暮沢避難小屋・・・解散

  参 加 者   石川、今川、鈴木、近野夫妻、峯田、佐藤(誠)、
          清野(岳友)、藤本(岳友)、橋本・・・10名
   記   録   文~橋本  写真~橋本

   7月11日(土) 曇りのち強風雨
   コロナの影響により、GW、夏山開き、ウスユキソウと立て続けに朝日連峰に行くチャンスを失い、残念なスター
  トとなった今年の朝日夏山シーズン。テンションが下がる中、石川さんから「山開きの再チャレンジやるぜ~」の嬉
  しいメールをもらい、久しぶりの大井沢へ車を走らせる。
   前泊した大井沢キャンプ場は、雨のせいか誰もいなく、貸し切りで前夜祭。今回、青森から初参加の藤本さん
  も「何これ~。周りが真っ暗で虫がたくさんいる。トイレに行くのが怖い」と,大井沢を気に入った様子。寒河江川
  の心地よい音で飲んでたら、いつも間にか眠っていた。
   次の日、前夜祭が効いたのか、晴れ間も覗くほど、まずまずの天気。早朝から、志田(菊)ら地元の方々がキ
  ャンプ場周辺の草刈りに精を出していた。集合場所の日暮沢で、久しぶりに皆さんと笑顔で挨拶する。鈴木さん
  は、なんと今回のために大阪から参加したとのこと!・・一同「鈴木さんやるね~」。近野夫妻は、まだ到着しない
  けど、後から合流ということで出発する。
   最初の松峰登りは、ゆっくり登る。自分は、ついつい急登なほど燃えてしまうが、ここで急ぐと後半が伸びない
  (ようだ)。松峰までは、30分で行くが理想(難しい)。今日は絶対に雨だと思っていたが、峯田さんの神通力?も
  あってゴロビツの水場までは、カッパなしで登ることができた。
   清太岩山からは、いよいよ本降り&強風。雨に濡れたヒメサユリが凛として美しい。皆さん、小屋での自然水を
  楽しみに、雨・風に耐える。カッパはズタズタだけど(峯田さんは、おニューのカッパで別!)、たまには稜線上で
  雨・風が強いのも自分の生命力を感じて楽しい!・・。頂上直下でユキザサを!!!し、13時に竜門山避難小
  屋到着。
 

   今日は、中止されていた朝日連峰の山開きをこの山小屋で行う。お神酒(今川さん提供「朝日鷹一升瓶)な
  ど、会場をセットし、一度、石川さんが祝詞の練習をする。笛は橋本が担当。石川さんは、事前に志田(菊)さ
  んからレクチャーを受けていたこともあり、祝詞もばっちり!。近野夫妻が到着し、参加者10名全員で、今年
  の安全登山とコロナの終息を祈った。
   そのまま、宴会に突入。今回は、各自持ち寄りスタイルで、峯田さんの絶品馬肉(焼肉)・今川さんのステーキ
  祭り・近野さんの美味ポテサラ・誠君のスパイシーな麻婆茄子など、軟・硬水などの飲み物が進む・・進む。今
  週の三面コースの草刈りで疲労が溜まっていた石川さんも、皆さんの絶品手料理で疲れも取れたようだ。
 
   今年の三面コースの草刈りは、大雨の中の作業で大変だったとのこと。今年10月には、昨年台風で中止さ
  れた三面交差縦走も快適にできるので、ぜひ、歩いたことのない会員の皆さんはエントリーしてください。大雨
  の中の作業・石川さんを初め、草刈りのメンバーに感謝します!。
   さて、今川さんが持ち上げた本日のお神酒「朝日鷹」。初めて飲んだけど、いくらでも飲めるくらい後引く美味
  しさに、近野さんの福島の軟水も美味かった。気分をよくし、コロナ撲滅と9月の竜門でのイベントが無事できる
  ことを祈りつつ、橋本が「サライ」を横笛で演奏。その夜は、山談義・熊のバックで盛り上がった。

   7月12日(日) 雨のち曇り
   コーヒーでまったりし(??)、朝食は絶品「竜門ラーメン」。トッピング(牛肉、チャーシュー、ゆで卵、豚汁の
  具など)が豊富で朝から満腹。大阪に帰る鈴木さんも満足した様子で一足先に下山開始。下山開始から本降
  りの雨の中、今川さんが「幸せを感じる~」と言いながら、所々の登山道で支障になっている木を整備していく。
  清太岩山を過ぎると、雨も止み、初夏を感じながら、日暮沢避難小屋に到着。
 

   ゆったり館で汗を流し、みんなで再開を誓った。・・・(PS)これまでにない環境下での山開きとなりましたが、
  コロナに警戒しつつも、今年も朝日連峰を愛する皆さんと交流し、みんなで、元気に登山を楽しみたいと思い
  ます。
                                                    記~~橋本 誠